◎日 程 平成9年3月21日 (金) 9:30 ~ 17:30
22日 (土) 9:30 ~ 16:00
◎会 場 長崎大学 工学部 2号館 3F 23番講義室
〔交通手段〕
JR長崎駅:電車(赤迫行)または
長崎バス1系統(住吉方面行),長崎大学(本部)前下車.
長崎空港:リムジンバス(長崎市内方面行き),昭和町下車,徒歩10分.
〔連絡先〕
長崎大学工学部電気情報工学科教授 鶴丸弘昭
〒852 長崎市文教町1-14
TEL :0958-47-1111(ext.2685)
FAX :0958-46-7379(学科事務室)
【プログラム】
(発表件数22件)
- 3月21日(金) ― 9:30 ~ 17:30 ―
- [9:30 ~ 11:30] 知識獲得 〔4件〕
- [13:00 ~ 15:00] 言語モデル〔4件〕
- [15:30 ~ 17:30] 言語とイメージ・数式〔4件〕
- 3月22日(土) ― 9:30 ~ 16:00 ―
- [9:30 ~ 11:30] テキスト処理〔4件〕
- [12:30 ~ 14:00] 意味・談話〔3件〕
- [14:30 ~ 16:00] システム〔3件〕
☆3月21日の昼休みに研究連絡会を開催致しますので,連絡委員の方は
ご出席願います.
☆3月21日発表終了後,懇親会を開催致しますので,奮ってご参加下さい.
3月21日(金) ― 9:30 ~ 17:30 ―
[9:30 ~ 11:30] ● 知識獲得
(1)パターンマッチと共起情報を用いた新聞記事からの固有名・役職名抽出支援
○久光 徹,丹羽 芳樹(日立)
〔概要〕異なるパターンマッチにより収集したデータの相互参照と共起統計等を
利用して、新聞記事からの人名・社名・役職名等の獲得を支援する手法
について述べる。
(2)構造化テンプレートを用いた新聞記事からの製品情報抽出
○井出 裕二, 藤吉 誠, 永井 秀利, 中村 貞吾, 野村 浩郷(九工大)
〔概要〕表層的処理による情報抽出に用いるテンプレートを構造化する
ことにより,抽出処理の高速化を行った.
(3)コーパスからのアスペクト情報の獲得
○大石 亨,松本 裕治(奈良先端大)
〔概要〕コーパスに現れた表層表現に基づいて,動詞を六つのカテゴリーに
分類し,この結果をもとに,「シテイル」形の意味を推定する手法に
ついて述べる.
(4)市販電子化辞書からの自然言語の意味抽出
○小田 誠雄,西村 靖司(福工短大),
小田 まり子(久留米工大),横田 将生(福岡工大)
〔概要〕自然言語概念学習システムを手掛けている。国語辞典での意味の
表示方法を調査し,それを軌跡式(論理式)に自動的に変換する方法
について提案する。
(5)クラスbigram言語モデルの補間
○森 信介 (京大)
〔概要〕クラスに基づく bigram モデルの間での補間により得られる言語モデルを,
パープレキシティにより評価する。
(6)確率的言語モデルを用いた言語データのクラスタリング
◯ 北 研二(徳島大)
〔概要〕言語データから作成された確率的言語モデルの間に距離(類似度)
を導入し,この距離に基づき,元の言語データをクラスタリングする手法
を提案する。提案した手法の応用として,言語系統樹の自動構築,文献の
計量分析等について述べる。
(7)要件効果構造に基づく法律文統語構造解析
○平松 寛司, 永井 秀利, 中村 貞吾, 野村 浩郷(九工大)
〔概要〕法律文特有の要件効果構造を取り入れた法律文制限言語モデルに基づき,
法律条文の解析を行う.
(8)暗黙的提示に基づくアイロニーの解釈モデル
○内海 彰(東工大)
〔概要〕アイロニーはアイロニー環境を暗黙的に提示する表現であるという観点
からアイロニーの解釈アルゴリズムを提案する.
(9)自然言語による図形データの管理について
○福山 将史,弘中 大介,横田 将生(福岡工大)
〔概要〕地図データに対して自然言語でアクセスする方法および実験システムに
ついて報告する。
(10)WWW環境での手話単語の検索システムの構築方法
○安達 久博 (宇都宮大学)
〔概要〕手話単語の検索を既存のWWWブラウザを利用した検索辞書構造と
検索・表示機能の実現方法について述べる.
(11)自然言語動作概念のアニメーション表現について
○倉田 志津,古河 忠昭,岡出 高徳,横田 将生(福岡工大)
〔概要〕日本語の動詞を中心に動作概念を軌跡式表現し,それからアニメーション
を生成する試みについて報告する。
(12)数式の意味解釈とその文法及びメタ言語
○趙燕結(久留米工大),櫻井鉄也(筑波大),杉浦洋,鳥居達生(名大)
〔概要〕我々は自然言語処理とプログラミング言語処理の手法に基づいて,
数式の文法,そのメタ言語,及び解釈系を作成し,多義性を避けて,
文脈依存的意味解釈を行なう.