◎日 程 平成11年9月10日(金) 9:20 ~ 17:40
◎会 場 東京女子大学善福寺キャンパス 2号館1階 No.2101
(〒167-8585 東京都杉並区善福寺2-6-1)
〔交通手段〕
- JR西荻窪駅北口より徒歩12分(特別快速・通勤快速は停車しません)
- バス利用のときは、
西荻窪駅北口から吉祥寺駅行きで女子大前下車、
吉祥寺駅北口から西荻窪駅行きで女子大前下車。
上石神井駅南口から西荻窪駅行きで地蔵坂上下車徒歩5分。 - ホームページアドレス: http://www.twcu.ac.jp
〔連絡先〕
- 丸山 直子 (東京女子大学文理学部日本文学科)
TEL: 03-5382-6339(直通), 03-3395-1211(大学の代表電話)
【プログラム】
(発表件数16件)
- 9月10日(金) ― 9:20 ~ 17:40 ―
9月10日(金) ― 9:20 ~ 17:40 ―
[ 9:20 ~ 10:35] ● 翻訳・対訳
(1) 機械翻訳システムの評価と改善
田中 康仁 (兵庫大学)
機械翻訳システムが日本において本格的に研究開発され始めて約20年
弱の年月が経過した。しかし、機械翻訳には色々な問題点がある。ここ
では、機械翻訳の現状を概観し、品質向上にあたっての問題点、方法を
検討する。
(2) 非対訳コーパスを用いた日本語複合名詞の英訳語推定
○イラム シャハザド, 大竹 清敬, 増山 繁 (豊橋技術科学大学),
山本 和英 (ATR音声翻訳通信研究所)
文脈の類似性を使って, 非対訳のコーパスから複合名詞訳語を決定する
方法を提案し, 複合名詞の構成要素の訳語情報を利用する方法との比較
を行う。
(3) 英語表現との対応からみた抽象名詞「こと」の意味分類
○車井 登, 池原 悟, 村上 仁一 (鳥取大学)
抽象名詞「こと」の表す意味を、英語表現と対応づけて分類した。
分類には主として「こと」を含む節とその係り先に着目した。
(4) 古語辞典を用いた古語動詞の格フレーム獲得
○神山 義之, 上原 徹三, 石川 知雄 (武蔵工業大学),
松尾 剛 (パイオニア)
古語動詞の訳語を古語辞典で調べ,その訳語の格フレームを助詞変換する
ことで古語動詞の格フレームを得る方法について述べる.
(5) 多属性項目の履歴情報に基づく電子メイル文書のフィルタリング手法
○獅々堀 正幹, 藤井 誠, 安藤 一秋, 青江 順一 (徳島大学)
受信済みメイル文書に含まれる多属性情報の組み合わせに基づき,重
要なメイルをフィルタリングする手法について報告する.
(6) 自動要約を視野にいれたテキスト構造解析実験
○竹内 和広、松本 裕治 (奈良先端大)
日本語における自動要約を実現する基礎として、テキスト構造解析用タ
グ付け体系を試作し、人間による作業実験およびその評価を行った。
(7) 要約のための連体修飾節の “AのB” への言い換え
○片岡 明, 増山 繁 (豊橋技術科学大学),
山本 和英 (ATR音声翻訳通信研究所)
一文ごとの要約手法で削除対象となりうる連体修飾節を, “AのB”
と言い換える処理を実現する.
(8) テレビニュース番組の字幕作成のための重複部削除による要約
○石ざこ 友子, 片岡 明, 増山 繁, 中川 聖一 (豊橋技術科学大学)
ニュース文中の重複している2語の関係を削除部分の判定に利用した,
字幕文生成のための要約手法を提案する.
(9) 書き換えによる抄録の読みやすさの向上
○難波 英嗣,奥村 学(北陸先端大)
本研究では,抄録の読みにくさの要因を明らかにし,抄録を部分的に書
き換えることで読みにくさを解消することを試みる.
(10) 離散フーリエ変換を用いたベクトル空間モデルの次元削減
○北 研二、佐々木 稔 (徳島大学)
代表的な情報検索モデルであるベクトル空間モデルの次元を離散フーリエ
変換により削減する方法を提案する。提案した方法を、通常のベクトル空
間モデル及び潜在的意味インデキシング法(Latent Semantic Indexing;
LSI)と比較する。
(11) 新製品ニュース管理システムのための文と段落のタイプ抽出方法
○徳永 秀和(高松高専), 青江 順一 (徳島大学)
XMLを用いてニュース文を管理するために有効なタグ付けを自動で行
うことを目的として、文と段落のメーカの行動、製品の機能や構造、
製品評価などいうタイプを抽出する方法を述べる。
(12) オントロジ主導による情報抽出の検討
○廣田 啓一, 佐々木 裕, 加藤 恒昭
(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
分野固有の知識であるオントロジ上での関係探索に基づく情報抽出手法を
検討し、実験により手法の有効性を評価する。
(13) 医学・生物学論文からのタグ付きコーパスの作成
大田 朋子, ○建石 由佳, Nigel Collier, 野畑 周, 辻井 潤一
(東京大学)
論文からの情報抽出のデータとするために作成した、タンパク質名・DNA
名等のタグを付けたコーパスについて報告する。
(14) キーワード構成の分析とその応用
○安藤 一秋,李 泰憲,獅々堀 正幹,青江 順一 (徳島大学)
離れた文字列あるいは意味を考慮した概念語の組み合わせにより構成さ
れるキーワードを収集・分析し,人間が作成するキーワードの構成法つ
いて考察する。
(15) 製品性能表からの特徴データの抽出
○嶋田 和孝,遠藤 勉 (大分大学)
複数の製品の機能などを記述した製品性能表に対する,数値データおよび
表層的な文字列の比較処理による各々の製品の特徴データの抽出方法につ
いて述べる.
(16) タームのrepresentativenessを測る
○久光 徹, 丹羽 芳樹 (日立製作所), 辻井 潤一 (東京大学)
タームのrepresentative(もしくはinformativeness)をはかるための新
しい指標として、その単語の現れる文書集合における単語分布の偏りに
注目した新しい指標を提案する.新聞を用いた指標の選別能力の評価
実験等の結果を通して、その有効性を示す.
照会先: 松本 裕治 , 宇津呂 武仁 (奈良先端大)
作成日:平成11年9月1日