◎日 時 平成13年1月25日(木) 10:00~17:05
26日(金) 10:00~16:35
◎会 場:九州工業大学 飯塚キャンパス(情報工学部)
〒820-8502 福岡県飯塚市大字川津680-4
TEL: 0948-29-7500, FAX: 0948-29-7517
〔交通手段〕
・JR博多駅から
* JR筑豊本線飯塚方面行き普通・快速で「新飯塚駅」下車
* または,西鉄特急バス「飯塚・田川後藤寺行」で「飯塚バスセンター」バス停下車
・福岡空港から
* 西鉄急行バス「飯塚・田川後藤寺行」で「二瀬支所」バス停下車
* または,福岡市営地下鉄にて地下鉄「博多」駅で下車しJR博多駅へ.
* または,福岡市営地下鉄にて地下鉄「天神」駅で下車し西鉄天神バスセンターへ,
西鉄特急バス「飯塚・田川後藤寺行」で「飯塚バスセンター」バス停下車
〔連絡先〕乾 健太郎 (九州工業大学 情報工学部 知能情報工学科)
〒820-8502 福岡県飯塚市大字川津680-4
Tel: 0948-29-7617, Fax: 0948-29-7601 ※ 発表件数多数のため、一件あたりの発表時間を25分としました。ご了承ください。
※ 初日の研究発表後、研究室見学および飯塚市街での懇親会を予定しております。
※ 発表取消しが一件あったため、初日の終了時間が25分早まりました(2000/12/21)。
※ さらに発表取消しが一件あったため、二日の終了時間が25分早まりました(2001/01/10)。
【プログラム】(発表件数25件)
- 1月25日(木) ― 10:00 ~ 17:05 ―
- [10:00 ~ 11:40] 格フレーム・構造的曖昧性解消〔4件〕
- [13:00 ~ 14:40] 意味論・計算モデル 〔4件〕
- [15:00 ~ 17:05] 生成・語彙的曖昧性解消 〔5件〕
- [17:05 ~ 18:00] 研究室見学 ⇒ 移動
- [18:30頃~] 懇親会
- 1月26日(金) ― 10:00 ~ 16:35 ―
- [10:00 ~ 12:05] 情報検索・情報抽出 〔5件〕
- [13:20 ~ 15:00] コーパス・言語データ 〔4件〕
- [15:20 ~ 16:35] 形態素 〔3件〕
1月25日(木) ― 10:00 ~ 17:05 ―
[10:00 ~ 11:40] ● 格フレーム・構造的曖昧性解消〔4件〕
(1) 模擬対話音声コーパスの書き起こし文における帰納的学習を用いた
構文解析手法の性能評価
○正富 欣之、荒木 健治、栃内 香次(北海道大学大学院 工学研究科)
実例から帰納的学習を用いて構文解析規則を獲得し、得られた解析規則を
適用し構文解析を行なう手法を提案する。さらに、模擬対話音声コーパスの
書き起こし文を用いた実験を行ない本手法の性能を評価する。
(2) 実用文を対象とした格フレーム選択における
大規模格パターン辞書の効果と問題分析
○石原 啓史、宮崎 正弘(新潟大)
日本語語彙大系を用いた実用文に対する格フレーム選択について、
選択手法と辞書について評価分析する。
(3) 係り受け解析実験による動詞と格標識との多項関係共起知識の評価
○嘉壽 毅、永井 秀利、中村 貞吾、野村 浩郷(九工大)
動詞と格標識の集合との間での共起知識獲得を行い,係り受け解析に
基づく実験により,有効性を評価した.
(4) 単語間二項関係の制約を使用したGDA-UNL変換システム
○白松 俊、伊藤 誠悟、奥乃 G. 博(東京理科大学 理工学部 情報科学科)
単語間共起情報の制約を用いて単語間二項関係からUNL形式へ変換する
アルゴリズムの設計と評価
[13:00 ~ 14:40] ● 意味論・計算モデル 〔4件〕
(5) “名詞 のような 名詞”の分類と比喩性の判定モデル
○田添 丈博(鈴鹿高専)、桝井 文人、椎野 努(三重大学)
本表現には比喩とリテラル(例示など)の用法がある。
省略解析、意味的関係を用いた自動判定手法を提案する。
(6) 心像意味論に基づく静的位置関係に関する自然言語概念の体系的
分析記述について
○横田 将生(福工大)
自然言語で表現される静的位置関係を3種類に分類しそれらが想起させる
イメージを体系的に分析記述した.
(7) 自然言語理解を目的とする心の計算モデルについて
横田 将生、○天野 幹郎(福工大)
人間の心的活動に関する自然言語概念を計算可能な形式で表現するための
心のモデルを提案する.
(8) コネクショニストの自然言語処理
嶋津 好生(九州産業大学)
シンボリズムとコネクショニズムとを比較する。
シンボリズムがよくすることにコネクショニズムはどう取り組むか?
[15:00 ~ 17:05] ● 生成・語彙的曖昧性解消 〔5件〕
(9) 静的位置関係に関する自然言語文章の図解処理について
○弘中 大介、横田 将生(福工大)
意味記述を媒介として静的位置関係に関する自然言語文章を図形に
変換する方法と実装について報告する.
(10) 帰納的学習を用いた自然な日本語文生成手法の評価
○尾崎 正行、荒木 健治、栃内 香次(北海道大学 大学院 工学研究科)
機械翻訳などの場面において生成される不自然な文を帰納的学習を用いて
自然な文に変換する手法を提案する。
(11) 帰納的学習を用いた質問応答例からの質問表現生成規則の獲得
○村山 耕一、荒木 健治、栃内 香次(北海道大学大学院 工学研究科)
獲得したい情報を得るためにはどのような質問を行えばよいのか、
その規則を帰納的学習により獲得する手法を提案する。
(12) 多義解消のための最適な属性選択
○藤本 康平、有墨 葵、福本 文代
(山梨大学工学部コンピュータ・メディア工学科)
多義解消に必要な属性を多義語の各意味ごとに抽出する手法について提案する.
(13) Support Vector Machineを用いた未知語の品詞推定
○中川 哲治、工藤 拓、松本 裕治(奈良先端科学技術大学院大学)
英語の未知語に対する品詞を,前後の品詞や単語の表層文字を利用して
Support Vector Machineにより推定する。
1月26日(金) ― 10:00 ~ 16:35 ―
[10:00 ~ 12:05] ● 情報検索・情報抽出 〔5件〕
(14) サポートベクターマシンによる適合性フィードバックを用いた情報検索
○柘植 覚、獅々堀 正幹、北 研二(徳島大学)
識別能力が高いサポートベクターマシンを用い、検索要求者により判断された
結果をもとにフィードバックを行い、検索精度の向上をはかる。
(15) 情報検索における検索語の選別の効果
○田中 路子、梅村 恭司(豊橋技術科学大学)
Bigram方式の情報検索システムにおいて、経験則によりBigramの選別を行い
検索時間の向上を試みた。
(16) 重要語句抽出による新聞記事自動要約
○畑山 満美子、松尾 義博、白井 諭(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
日本語新聞記事から単語の抽出を行ない一文に要約するシステム,
altline を構築し,被験者による要約実験と比較,考察する.
(17) 医療論文抄録からのファクト情報抽出を目的とした言語分析
○井上 大悟、永井 秀利、中村 貞吾、野村浩郷(九工大)
医療論文抄録の言語分析を行い,それによって得た特徴を用いて試験的に
抽出実験を行った.
(18) Katz’s K mixture による固有表現の異常出現の検出
○仲村 大也、梅村 恭司(豊橋技術科学大学)
k mixtureとポアソン分布それぞれを用いて新聞記事中NEの
異常出現検出を試み,比較を行った.
[13:20 ~ 15:00] ● コーパス・言語データ 〔4件〕
(19) 岩波国語辞典を利用した語義タグ付きテキストデータベースの作成
○白井 清昭(東京工業大学 大学院情報理工学研究科)
橋田 浩一(電子技術総合研究所 情報科学部)
有田 英一(新情報処理開発機構 情報ベース機能三菱研究室)
井佐原 均(通信総合研究所 けいはんな情報通信融合研究センター)
荻野 紫穂(日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所)
柏野 和佳子(国立国語研究所 言語体系研究部)
小船 隆一(新情報処理開発機構 情報ベース機能三菱研究室)
高橋 裕信(新情報処理開発機構 情報ベース機能つくば研究室)
徳永 健伸(東京工業大学 大学院情報理工学研究科)
長尾 確(日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所)
橋本 三奈子(富士通株式会社 DBサービス部)
村田 真樹(通信総合研究所 けいはんな情報通信融合研究センター)
毎日新聞の記事中の単語に対して,それに対応した語義を岩波国語辞典の
語釈文の中から選択し,語義タグ付きテキストベースを作成した.
(20) 関連度評価のためのルールによる概念ベースの自動精錬
○浦 政博、小島 一秀、渡部 広一、河岡 司(同志社大)
概念ベース内における単語間の関係を利用し,概念ベース内の知識を
精密化する自動精錬手法の提案を行った.
(21) 聾者向け文章読解支援のための文可読性基準のモデル化
○山本 聡美*1、乾 健太郎*2*3
*1九州工業大学大学院情報工学研究科
*2九州工業大学情報工学部知能情報工学科
*3科学技術振興事業団さきがけ研究21 「情報と知」領域
聾者にとっての文の可読性とその構文的特徴の関係について
全国の聾学校教諭を対象にアンケート調査を行った.
アンケートの概要および分析手順,分析結果を報告する.
(22) バイリンガル旅行会話コーパスに見られる話し言葉の特徴分析
○竹沢 寿幸、白井 諭(ATR 音声言語通信研究所)、
大山 芳史(NTT コミュニケーション科学基礎研究所)
書き言葉と話し言葉の日英機械翻訳で扱う内容の違いに関する実際的かつ
定量的な調査分析結果を報告する。
(23) ポーズ情報を導入した対話文の形態素解析手法
○金子 拓也、石崎 俊(慶應義塾大学 大学院 政策・メディア研究科)
非文要素を含むカタカナ対話テキストを形態素解析する際、
連接規則に4種類のポーズ情報を導入して、解候補数の爆発を阻止する。
(24) 文節区切りのための品詞列統計情報の調査
○小島 丈幸、乾 伸雄、小谷 善行(東京農工大学工学部)
品詞列で表された文を文節に区切るために、
文節を構成している品詞列の統計な特徴を調査する。
(25) 形態素体系間の情報変換手法
○下畑 光夫、隅田 英一郎(ATR)
語区切り、品詞といった形態素情報は品詞体系により定義が異なる。
近接する語の情報を用いて体系間で形態素情報を変換する方法について述べる。
照会先:松本 裕治, 宮田 高志 (奈良先端大)
作成日:平成12年11月7日