◎日 時 平成16年3月4日(木) 10:30~17:15
5日(金) 10:00~16:15
◎会 場 九州大学(箱崎地区)
システム情報科学研究科 新講義棟 第一講義室(1F)
〒812-8581 福岡市東区箱崎6丁目10番1号
[交通手段]
* 空路
福岡空港 →(地下鉄1号線)→ 地下鉄 中洲川端駅 下車、貝塚方面へ乗換→(地下鉄2号線)→ 箱崎九大前駅で下車
* JR
JR博多駅 →(地下鉄1号線)→ 中洲川端駅 下車、貝塚方面へ乗換→(地下鉄2号線)→ 箱崎九大前駅で下車
* 西鉄
西鉄福岡駅 →(地下鉄)→ 箱崎九大前駅で下車
* 高速バス
西鉄天神駅下車 →(地下鉄)→ 箱崎九大前駅で下車
* 九州大学の交通案内・地図のページ
◎問い合わせ先
- 研究会に関すること
内元清貴(通信総研)
Tel: (0774)98-6834, Fax: (0774)98-6961 - 会場に関すること
富浦洋一(九州大学)
Tel: (092)642-4066, Fax: (092)632-5204
【プログラム】(発表件数19件)
3月4日(木) ― 10:30 ~ 17:15 ―
[10:30 ~ 12:00] ● 解析 〔3件〕
[13:30 ~ 15:30] ● 生成・要約 〔4件〕
[15:45 ~ 17:15] ● 機械翻訳・言い換え 〔3件〕
3月5日(金) ― 10:00 ~ 16:15 ―
[10:00 ~ 11:30] ● 情報抽出・データマイニング 〔3件〕
[13:00 ~ 14:30] ● 対話 〔3件〕
[14:45 ~ 16:15] ● 質問応答・文書分類・自動収集 〔3件〕
[10:30 ~ 12:00] ● 解析 〔3件〕
1. 統計的日本語構文解析器の部分的修正
○金山博(日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所)
4つ組モデルを用いた統計的日本語解析において、統計値の客観性
を崩すことなく、解析誤りを防ぐための知識を加える手法を提案す
る。
2. 日本語連体修飾節と被修飾名詞間の関係の解析
○阿辺川武(東京工業大学総合理工学研究科知能システム科学専攻),
奥村学(東京工業大学精密工学研究所)
動詞を含む日本語連体修飾節において,連体節と被修飾名詞間の関
係を決定づ ける要素について考察し,機械学習を用いて両者の関
係を決定する.
3. Abstraction of Pattern Rule Set for Detecting Noun Phrase
based on Linguistic Hypothesis
Ekaterina Goriouchkina(Toho University), Akira Adachi(Fujitsu),
○Takenori Makino(Toho University)
英語コーパスPennTree Bankから得た、名詞句を同定するためのパ
ターン規則を言語学的に妥当な仮説で抽象化し、Refining
Algorithmで整理することで、評価コーパス上で名詞句同定の精度
を向上させた。
4. 知識ベースに基づいた学習者個別演習問題生成手法について
○高野敦子, 橋本淳(兵庫大学 経済情報学部)
WBT上で算数の文章題を対象とした演習問題の生成を試みる.問題
の基本構造に領域知識を適用して学習者 のタイプや理解度に応じ
た問題生成とする.
5. 柔軟な文生成方式
○足立顕(富士通株式会社メディアソリューション本部),
牧野武則(東邦大学大学院理学研究科)
語と語の直接の関係を表層表現により表示したネットワーク型の構
造から文を生成する方法について述べる.
6. 依存ネットワークをもとにしたパラグラフ要約
○山脇拓, 中野滋徳(東邦大学大学院理学研究科),
足立顕(富士通メディアソリューション本部),
牧野武則(東邦大学大学院理学研究科)
依存ネットワーク表示されたパラグラフについて,構造を分析する
ことで,中心となる述語を発見し,その述語からネットワークをト
ラバースすることで,要約文を生成する.
7. 話題の流れを保持する自動要約
○市丸夏樹, 飛松宏征, 日高達(九州大学)
文中の単語の共起確率を用いて文と文との間の繋がりを評価するこ
とによって、可読性が高い要約文を抽出する手法を提案する。
[15:45 ~ 17:15] ● 機械翻訳・言い換え 〔3件〕
8. 非線形な表現構造に着目した日英文型パターン化
○池原悟(鳥取大学), 阿部さつき(NTTアドバンステクノロジ株式会社),
徳久雅人, 村上仁一(鳥取大学)
重文と複文の日英対訳例文(15万文)から非線形な表現構造を取り
だし、3レベルの対訳文型パターン(合計24.6万件)を作成した.
9. 日本語話者の英語運用能力との比較による英日翻訳の評価
○松吉俊(京都大学情報学研究科), 安田圭志, 竹澤寿幸,
菊井玄一郎(ATR音声言語コミュニケーション研究所)
日英方向の翻訳自動評価法である翻訳一対比較法の自動化手法を英
日方向に応用できるか実験を行った。
10. 複文構造における言い換えについて
○中野滋徳(東邦大学 大学院理学研究科 情報科学専攻),
足立顕(富士通株式会社 メディアソリューション本部),
牧野武則(東邦大学 大学院理学研究科 情報科学専攻)
複文を構成している単文間の関係に焦点を当て,文の言い換えを議
論する
[10:00 ~ 11:30] ● 情報抽出・データマイニング 〔3件〕
11. 共通性分析による階層的文書クラスタリングと話題抽出
○川谷隆彦(日本ヒューレット・パッカード)
先に提案した共通性分析による文書クラスタリングの再帰的な適用
による階層的なクラスタリング法を提案し、TDT2コーパスを用いた
実験結果を報告する。
12. 名詞句と単語の勢いを用いた話題抽出手法の提案
○石井恵, 中渡瀬秀一, 富田準二(NTTサイバースペース研究所)
チャット、掲示板等のメッセージの流れから、ユーザの興味を引き
やすく、目新しくて盛り上がりのある話題を抽出する話題抽出手法
を提案する。
13. document streamにおけるburstの発見
○藤木稔明, 南野朋之, 鈴木泰裕(東京工業大学総合理工学研究科),
奥村学(東京工業大学精密工学研究所)
時間情報を含むdocument列において盛り上がっているキーワードを
発見するためのマイニング手法を提案する。
14. 音声対話システムにおける移植性の高い汎用的意味理解部の構築
○梅田将満(豊橋技術科学大学 情報工学系), 小暮悟(愛知教育大学 教育学部),
中川聖一(豊橋技術科学大学 情報工学系)
汎用辞書であるEDR辞書を導入することで、音声対話システムの意
味理解部の移植コストを削減する手法を提案する。
15. 相互情報量を用いた話題語集合による対話の応答選択
○小磯拓也, 乾伸雄, 小谷善行(東京農工大学院工学研究科小谷研究室)
相互情報量を求め、それを元に対話と関連するキーワードの集合
(話題語集合)を求め、自由対話システムの応答選択に利用する。
16. 対話エージェントを用いた異言語間コミュニケーションシステム
○高橋大和, 片岡明, 麻野間直樹, 山田節夫, 古瀬蔵(NTTサイバースペース研究所)
異言語間でタスク達成型コミュニケーションを実現する一方式とし
て、 音声対話エージェントを介することで、対話制御と翻訳を行
う手法を提案する。
[14:45 ~ 16:15] ● 質問応答・文書分類・自動収集 〔3件〕
17. 質問応答システムにおける逓減加点法に基づく複数記事情報の利用
○村田真樹, 内山将夫, 井佐原均(通信総研)
質問応答システムの精度向上をはかるために,複数記事の情報を解
の得点を徐々 に減らしつつ利用した.
18. 非内容語のN-gramに基づく英語母語話者性の推定
○緒方伸輔(九州大学大学院システム情報科学府知能システム学専攻),
田中省作(九州大学 情報基盤センター 研究部 外国語情報メディア部門),
冨浦洋一(九州大学大学院システム情報科学研究科)
英語母語話者によって書かれた文書の収集を目的として、母語話者
性を推定し、文書の選別を行う。
19. blogの自動収集と監視
○南野朋之, 鈴木泰裕, 藤木稔明(東京工業大学総合理工学研究科),
奥村学(東京工業大学精密工学研究所)
近年注目され始めている情報源としてblog(Weblog)がある. 本研
究では,blogの自動収集手法を提案する.
作成日:平成16年1月19日