◇ 第173回 自然言語処理研究会

◎日 時 平成18年5月19日(金)9:30~17:30

◎会 場 東京農工大学 工学部 (小金井キャンパス)
11号館 5階 多目的会議室
〒184-8588 東京都小金井市中町2-24-16

[交通手段]
JR中央線「東小金井」駅下車 徒歩約8分
交通手段 キャンパスマップ1 キャンパスマップ2

◎問い合わせ先

  • 会場に関する問い合わせ先:
    但馬 康宏 (たじま やすひろ) (東京農工大学)
    Tel&Fax: (042)388-7492
    E-mail: ytajima@cc.tuat.ac.jp
  • 研究会に関する問い合わせ先:
    森 辰則 (もり たつのり) (横浜国立大学)
    Tel&Fax: (045)339-4132
    E-mail: mori@forest.eis.ynu.ac.jp

【プログラム】(発表件数13件)

5月19日(金) ― 9:30 ~ 17:30 ―
[ 9:30~12:00] ● 解析,分析            〔5件〕
[13:15~15:15] ● 翻訳,対話            〔4件〕
[15:30~17:30] ● 語と慣用句            〔4件〕


5月19日(金) ― 9:30 ~ 17:30 ―

[ 9:30 ~ 12:00] ● 解析,分析               〔5件〕

1. 意味構造としての統語構造 -英語名詞句の場合-
  ○梅森佳子(なし)

  個体の概念的解体(cf.Montague 1973)から英語の名詞句の構造を提
  示し、この構造がWH素性に関する合理的意味計算を可能にすること
  を検証する。

2. 特許明細書における多項請求項の自動構造化に関する研究
  ○井口勝(東京農工大学 工学教育部 電子情報工学専攻),
但馬康宏, 小谷善行(東京農工大学 共生科学技術研究部 システム情報科学部門)

  本研究は、特許の多項制請求項を構文解析し階層構造化して、他の
  類似特許との構文比較によって類似性を判断するものである。

3. Amazonレビュー文の有用性判別実験
  ○山澤美由起, 増市博, 吉村宏樹(富士ゼロックス株式会社 研究本部)

  映画を鑑賞するかどうかの意思決定に寄与する文を収集し,形態素
  的な特徴を素性としたSVMによる判別実験を実施した.その結果を
  報告する.

4. 類似用例文の部分的置換による文短縮
  ○牧野恵, 池田諭史, 山本和英(長岡技術科学大学 電気系)

  「新幹線要約」の用例を利用することで重要箇所や冗長部分の特定
  を行い,短縮文を得る手法を提案する.

5. シングル状態を利用したダブル配列における動的追加の高速化
  ○永井弘之, 藤田茂(千葉工業大学 情報工学科 藤田研究室),
菅原研次(千葉工業大学 情報ネットワーク学科 菅原・原研究室)

  シングル状態の機動性を利用し,衝突解消処理を効率的に行うこと
  により,動的追加処理を高速化する手法を提案する.

[13:15 ~ 15:15] ● 翻訳,対話               〔4件〕

6. 単語長と出現回数を考慮した対訳文書からの訳語検出
  ○北村美穂子, 下畑さより(沖電気工業株式会社)

  隣接単語の分散に基づく用語抽出と、単語長と出現回数を考慮した
  対訳からの訳語検出によって、専門用語の対訳辞書を作成する方法
  を提案する。

7. 自動通訳に向けた用語自動収集
  ○後藤功雄, 加藤直人(ATR音声言語コミュニケーション研究所), 黒橋禎夫(東京大学/ATR), 松原茂樹(名古屋大学/ATR)

  自動通訳に必要となる用語を自動的に収集する手法を述べる. ま
  た,収集した用語の評価についても検討する.

8. Q&Aの自動回答支援システム
  大元聡, 林暁紅, 永井秀利, 中村貞吾, ○野村浩郷(九州工業大学情報工学部)

  メールコールセンターを例に取上げ、ユーザーからのパソコンに関
  する質問に自動回答する支援シムテムについて述べる。

9. 発話者と聞き手の情報に着目した対話の繋がり推定
  ○中村純平(東京農工大学 工学教育部 電子情報工学専攻), 但馬康宏, 小谷善行(東京農工大学 共生科学技術研究部 システム情報科学部門)

  多人数対話における各発話の繋がりを,発話内容,発話者と聞き手
  の情報,発話間の距離から推定する.

[15:30~17:30] ● 語と慣用句               〔4件〕

10. 自動検出のための慣用句の分類と語彙的情報
  ○橋本力(京都大学情報学研究科), 佐藤理史(名古屋大学工学研究科), 宇津呂武仁(京都大学情報学研究科)

  慣用句検出のための語彙的情報を提案し、実装した検出器の評価を
  通して、その有効性と今後の課題を論じる。

11. 条件付確率場による日本語未知語処理
  ○東藍, 浅原正幸, 松本裕治(奈良先端科学技術大学院大学)

  日本語形態素解析において重要な問題となる未知語処理について,
  条件付確率場を適用する方法を提案する.

12. 野球チーム名における固有名詞の反復出現について
  ○高瀬暁央, 梅村恭司(豊橋技術科学大学)

  新聞記事における野球チーム名について、反復する文書の減衰率を
  観測すると現れる特異な出現分布について報告する。

13. 単語の偏りを表すネットワークを用いたウェブページに対するキーワード付け
  ○但馬康宏, 小谷善行(東京農工大学工学部情報工学科)

  単語の出現頻度の偏りと,ページ間の類似度を枝コストに持つ単語
  のネットワークを用いて,ウェブページにキーワードを付与する手
  法を示す.

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作成日:平成18年3月17日