◎日時 平成18年11月22日(水) 10:00 ~ 16:30/23日(木・祝) 10:00 ~ 17:00
◎会場 鹿児島大学 工学部 情報工学科 1階 71号教室 (郡元キャンパス)
〒890-0065 鹿児島市郡元1-21-40
[交通手段]
JR鹿児島中央駅から,市電・郡元方面行きに乗り継ぎ,
「唐湊」もしくは「工学部前」で下車
http://www.eng.kagoshima-u.ac.jp/home/maps.html
http://www.eng.kagoshima-u.ac.jp/home/kyoshitsu.html
◎問い合わせ先
- 会場に関する問い合わせ先:
渕田 孝康 (ふちだ たかやす) (鹿児島大学)
E-mail: fuchida AT ics.kagoshima-u.ac.jp
Tel & Fax: (099)285-3408 - 研究会に関する問い合わせ先:
森 辰則 (もり たつのり) (横浜国立大学)
E-mail: mori AT forest.eis.ynu.ac.jp
Tel & Fax: (045)339-4132
【プログラム】(発表件数21件)
11月22日(水) ― 10:00 ~ 16:30 ―
[10:00~12:00] ● 文の解析 〔4件〕
[13:15~14:45] ● 翻訳 〔3件〕
[15:00~16:30] ● 抽出 〔3件〕
11月23日(木・祝) ― 10:00 ~ 17:00 ―
[10:00~12:00] ● 語彙・概念の獲得と同義語 〔4件〕
[13:15~14:45] ● インタフェースと応用 〔3件〕
[15:00~17:00] ● 意見・評判情報処理 〔4件〕
11月22日(水)の御発表のうち,1件がご都合により取り消 しとなりました.これに伴いまして,同日午後の最後のセッションが4件から3件 となり,同日の終了時刻が30分繰り上がりました.
11月22日(水) ― 10:00 ~ 16:30 ―
1. 意味的等価変換方式のための重文複文パターンの統語的意味的分類体系について
○池原 悟 (鳥取大学), 阿部さつき (NTTアドバンス・テクノロジ),
竹内奈央 (言語アナリスト), 徳久雅人, 村上仁一 (鳥取大学)
文型パターンの統語的意味的な検索を可能とするため、重文複文に
対する統語的、意味的な分類体系を構築した。また、パターン辞書
(22万件の日英対訳パターン)に対して、それらの分類コードを付
与した。
2. 重文・複文文型パターン辞書からの構造照合型パターン検索
○徳久雅人, 村上仁一, 池原悟 (鳥取大学)
約20万件規模の日本語重文・複文文型パターン辞書から,入力文に
適合する文型パターンを検索するツールを作成した.その仕組みと
動作状況(デモ)について報告する.
3. 符号化問題として解く日本語係り受け解析
○田村晃裕, 高村大也, 奥村学 (東京工業大学)
係り受け解析を符号化の問題として解く。 従来手法では、係り受
け木の親子関係を学習・解析しているが、祖先子孫関係も考慮する
事で精度を向上できる事を報告する。
4. 同義語を用いた質問文の拡張による係り受け関係の柔軟な照合
○西村 涼, 渡辺 靖彦, 岡田 至弘 (龍谷大学)
質問文に現れる用言の同義語を検索対象のドキュメントから自動抽
出し、その中から適切な語をユーザに選択させることで質問文の拡
張を行い、係り受け関係の柔軟な照合に利用する
5. 日中機械翻訳における構文上の対応のずれに関する考察
―受動態と能動態のずれ、品詞のずれを中心に―
○ト朝暉, 浅井良信, 王軼謳, 穆貴彬, 池田尚志(岐阜大学)
構文上の対応にずれがある表現は機械翻訳の難題である。本稿は日
中機械翻訳のために、これらの表現を分析しその翻訳方法を検討す
る。
6. 文構成素の適切な選択と配置による自然な日中機械翻訳
○白 静, 野村 浩郷 (九州工業大学)
中国語の文構成素間に固有の制約関係から、誤り訳語の選択原因を
分析し、適切な訳語選択と文構成素配置による、自然な中国語訳文
を獲得する。
7. 対訳文選択のための用例翻訳用シソーラスの構築
○福井健司, 柏岡秀紀 (奈良先端科学技術大学院大学)
既存の概念とは異なるシソーラスを対訳文情報から構築し、実際の
用例翻訳の対訳文選択に有効かを検討する
8. 日本語専門分野テキストーコーパスからの複合語用語抽出
○小山 照夫 (国立情報学研究所), 影浦 峡 (東京大学), 竹内 孔一 (岡山大学)
複合語形式を取る日本語専門用語について、用語性を低下させる形
態素出現パターンを排除することにより、専門文書から高い精度で
用語抽出が可能となることを示す。
9. 非階層関係にある関連語集合の抽出と発想支援への適用
○山本英子, 井佐原均 (情報通信研究機構)
抽出した関連語集合から階層関係にあるものを取り除いて得られる
単語集合が発想支援に適用できることを示す.
10. 話題語を手がかりとしたブログからのイベントマイニングの検討
○数原良彦 (慶應義塾大学大), 戸田浩之 (NTT), 櫻井彰人 (慶應義塾大学)
関連がある複数の話題語について,動作関係をブログ記事から抽出
する方法を提案する.
11月23日(木・祝) ― 10:00 ~ 17:00 ―
[10:00~12:00] ● 語彙・概念の獲得と同義語 〔4件〕
11. 日本語CCGの語彙項目獲得
○小嶋大起, 戸次大介, 宮尾祐介, 辻井潤一 (東京大学)
コーパス指向の開発手法を用いて、係り受け情報つきコーパスから
の日本語CCGの語彙項目獲得の手法を提案する。
12. 画像に対する発話からの名詞概念の獲得
○内田 ゆず, 荒木 健治 (北海道大学)
言語獲得システムにおける名詞概念の獲得において,ある画像に対
する発話中よりその画像に対応した名詞概念を獲得する手法とその
評価について述べる.
13. 文脈情報による同義語辞書作成支援ツール
○寺田昭 (日本航空インターナショナル), 吉田稔, 中川裕志 (東京大学)
航空分野では、汎用の辞書に登録されていない名詞が頻繁に使用さ
れる。名詞の前後の文脈情報から同義語作成を半自動化するツール
を提案する。
14. 事態含意名詞を用いた事態間関係知識の獲得
○阿部修也, 乾健太郎, 松本裕治 (奈良先端科学技術大学院大学)
事態を含意する名詞を収集し、それらの分類に基いた共起パターン
を用いて大規模な生コーパスから事態間の関係知識を獲得する。
[13:15~14:45] ● インタフェースと応用 〔3件〕
15. An efficient and user-friendly Sinhala input method based on
phonetic transcription
○Sandeva Goonetilleke, 林 良彦, 伊藤 雄一, 岸野 文郎 (大阪大学)
We propose a Sinhala input method with a principled key
assignment that is based on phonetic transcrption of Sinhala
characters. Experimental results are shown to prove the
efficienty and user-friendliness of the proposed method.
16. 帰納的学習を用いた議事録自動生成手法の性能評価
○阿部里美, 荒木健治 (北海道大学)
帰納的学習を用いて会議の会話履歴から議事録を自動生成する手法
を提案し、その性能評価実験を行った結果について報告する。
17. 画像や地図を用いて回答できる質問応答システム
○佐藤充, 森辰則 (横浜国立大学)
質問応答において、文字による解に加え、関連する画像や地図を用
いた視覚的に分かりやすい回答を提示するシステムを作成した。
[15:00~17:00] ● 意見・評判情報処理 〔4件〕
18. ブログ記事からの意見文検索
○古瀬 蔵, 廣嶋 伸章, 山田 節夫, 片岡 良治 (NTT)
評価、願望、見解などを表す意見文を、分野非限定の検索語句に対
してブログ記事から検索するシステムの概要について報告する。
19. 評判検索におけるクエリ依存型の評価極性付与
○廣嶋 伸章, 山田 節夫, 古瀬 蔵, 片岡 良治 (NTT)
分野非限定の様々なクエリに応じて、評判検索結果に含まれる評価
表現の極性を柔軟に付与する手法について報告する。
20. 意見文からの評判情報抽出に基づく自然言語検索
○杉木 健二, 松原 茂樹 (名古屋大学)
意見文の構造解析により抽出した評判情報と 自然言語クエリの対
応付けによる情報検索手法を提案する。 ホテル意見文を対象に本
手法を評価した。
21. 人手による評判情報注釈付けにおける揺れの分析と注釈付け支援ツール
○宮崎林太郎, 前田直人, 森辰則 (横浜国立大学)
評判情報コーパス作成を人手で行った際の注釈揺れ解消のために、
事例の参照を行う注釈付けツールを試作した。
作成日: 平成18年9月26日
変更日: 平成18年11月21日