◇ 第181回 自然言語処理研究会

◎日時 平成19年9月25日(火)10:30 ~ 18:00
26日(水)10:00 ~ 16:15

◎会場 東京大学 本郷キャンパス 工学部2号館 241講義室
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/map01_02_j.html
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_03_j.html

〔交通手段〕
本郷三丁目駅(地下鉄丸の内線)
湯島駅又は根津駅(地下鉄千代田線)
東大前駅(地下鉄南北線)
◎問い合わせ先

  • 研究会・会場に関する問い合わせ先:
    自然言語処理研究会幹事
    二宮 崇(東京大学)
    E-mail: ninomi(at)r.dl.itc.u-tokyo.ac.jp
    Tel: 03-5841-2722

【プログラム】(発表件数20件)

9月25日(火) ― 10:30 ~ 18:00 ―
[10:30~12:00] ● web情報抽出 〔3件〕
[13:30~15:00] ● 機械学習 〔3件〕
[15:15~16:45] ● 対話 〔3件〕
[17:00~18:00] ● 機械翻訳・医療情報 〔2件〕

9月26日(水) ― 10:00 ~ 16:15 ―
[10:00~12:00] ● 評判分析・文脈解析 〔4件〕
[13:30~15:00] ● 語学学習支援・自動校正 〔3件〕
[15:15~16:15] ● 語彙・知識獲得 〔2件〕

※9月25日(火)の御発表のうち,1件が取り消しとなりました.これに伴いまして,
同日午後の最終セッションが3件から2件となり,同日の終了時刻が30分繰り上がりました.

※9月26日(水)の御発表のうち,1件が取り消しとなりました.これに伴いまして,
同日午後の最終セッションが3件から2件となり,同日の終了時刻が30分繰り上がりました.


9月25日(火) ― 10:30 ~ 18:00 ―

[10:30~12:00] ● web情報抽出 〔3件〕

1. スケーラブルで汎用的なブログ著者属性推定手法

○大倉 務, 清水 伸幸, 中川 裕志(東大)

任意の属性に適用可能で、大量のプロフィール付きブログからも学習可能
な、ブログの著者属性を推定する手法を提案する。

2. blogからの比較関係抽出

○佐藤 敏紀, 奥村 学(東工大)

日本語のblogから比較関係({対象, 基準, 属性, 評価}の組)を抽出する。
複数文にまたがる比較表現も対象とする。

3. Web検索結果における人名の曖昧性解消への半教師有りクラスタリングの適用

○杉山一成, 奥村学(東工大)

クラスタの重心の変動を抑制する半教師有りクラスタリングが Web検索結
果における人名の曖昧性解消問題に有効であることを示す。

[13:30~15:00] ● 機械学習 〔3件〕

4. 高次元特徴空間に適した半教師あり条件付確率場の検証

○鈴木 潤, 藤野 昭典, 磯崎 秀樹(NTT コミュニケーション科学基礎研究
所)

主に、エントロピー正則化に基づく半教師あり条件付確率場(Jiao et
al.,ACL-2006)に関して、自然言語処理でしばしば扱われる高次元特徴空
間を用いた系列ラベリングタスクに適用した際の性能と性質に関して報告
する。

5. F値最大化学習に基づく文書の多重ラベリング

○藤野昭典, 磯崎秀樹(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)

日本語特許文書のFターム分類のように,1つの文書に多数のラベルを付与
する分類問題に対して,高いF値を与える識別器の設計法を提案する.

6. 高次元圧縮空間の対話的手法による次元縮小

○山崎 啓介, 張 諾, 渡辺 俊典, 古賀 久志(電気通信大学)

テキストマイニングに有用な圧縮率空間の分類能力を保存したまま、その
次元数を縮小する対話的手法を提案する

[15:15~16:45] ● 対話 〔3件〕

7. 発話を行う家具による日常型エンタテインメントシステム

○長谷 将生, 塩入 健太, 星野 准一(筑波大)

日常生活空間の中で自然かつ簡単に体験でき,利用者の行動や天候に対応
した発話や,過去からの繋がりを考慮した発話を出力するシステムの提案.

8. 記憶に基づくゲームキャラクタの発話生成

○濱名 克季, 生野 剛, 星野 准一(筑波大)

キャラクタの知覚情報を「いつ」「どこで」「誰が」「どうした」等の形
で記憶し,それを反映した発話生成の手法を示す.

9. Web情報を用いたキャラクタ間の発話・世間話モデル

○斉藤 哲也, 広田健一, 星野准一(筑波大)

Web上からニュース等のRSS情報を取得し、キャラクタ間に新しい話題を与
え、お互いに世間話をするモデルを構築する。

[17:00~18:00] ● 機械翻訳・医療情報 〔2件〕

10. 英音素変換を用いたカタカナ異表記の自動生成

○服部弘幸, 関和広, 上原邦昭(神戸大)

英語由来のカタカナ語を原言語音素表記に変換、さらに逆変換を施すこと
で 複数の多様なカタカナ異表記を自動生成する手法を提案する。

11. 統計翻訳における木構造制約の導入

○山本 博史, 大熊 英男, 隅田 英一郎(NiCT/ATR)

統計翻訳に対し、シンタックス情報を学習データなしで導入する方法を提
案する。

9月26日(水) ― 10:00 ~ 16:15 ―

[10:00~12:00] ● 評判分析・文脈解析 〔4件〕

12. テキストの話の流れを視覚化するインタフェース–川下りシステム–

○砂山渡(広島市立大)

テキスト中の各単語に、テキストのテーマとの関係を表すラベルを付与し、
各単語のテキスト内でのラベルの変遷を視覚化することで話の流れを表現
する。

13. 因果関係に着目した口コミ情報からの評判情報抽出

○高野 敦子(兵庫大学), 北村 泰彦, 池奥 渉太(関西学院大学)

言明間の因果関係を手がかりとして,種となる評価表現から領域依存の評
価表現を抽出する手法を提案する.

14. 単語出現の意外性に基づく話題性評価方法

○佐藤吉秀, 坂井俊之, 川島晴美, 奥田英範(NTT サイバーソリューショ
ン研究所)

単語の累積出現量を文書到着の度に更新し,最新時刻における各単語の話
題性を高速に評価する方法を提案する.

15. 時事問題に関する賛否両意見の収集

○井上 結衣, 藤井 敦(筑波大)

「赤ちゃんポスト」や「憲法改正」などの時事問題に関する意見を賛否に
分けてWebから収集する手法を提案する.

[13:30~15:00] ● 語学学習支援・自動校正 〔3件〕

16. タスク中心型第二言語学習ゲームの対話生成

○白鳥 和人(筑波大,科学技術振興機構), 張 磊(筑波大), 星野 准
一(筑波大,科学技術振興機構)

言語学習ゲームシステムにおいてプレイヤの英語入力から学習に必要な形
式に沿った応答文を生成する手法を述べる.(53)

17. 文節内の特徴を用いた日本語助詞誤りの自動検出・校正

○南保 亮太, 乙武 北斗, 荒木 健治(北大)

文節内の特徴を用いた助詞選択ルールを入力文に適用し、助詞誤りを検出・
校正するシステムを評価した。

18. コーパスを用いた言語習得度の推定

○坂田浩亮, 新保仁, 松本裕治(奈良先端大)

言語教育において,学習者の習得度を知ることは教師にとって重要である.
本発表では, 習得度別コーパスに基づいて, 言語習得度を推定する手法を
紹介する.

[15:15~16:15] ● 語彙・知識獲得 〔2件〕

19. 能動的質問生成を用いた対話メディアによる知識の獲得および提供

○伊藤 慎吾, 荒木 健治(北大)

WEB上の質問文から学習を行い、能動的にユーザに質問することで知識の
獲得・提供を行うシステムを開発・評価した。

20. 呼応する名詞の包含関係に着目した助数詞オントロジーの自動構築と評価

○白井清昭(北陸先端大), 徳永健伸(東工大)

名詞と助数詞の呼応関係に着目し、助数詞の一般性を反映した助数詞オン
トロジーを自動構築する試みについて述べる。

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作成日: 平成19年8月6日
更新日: 平成19年9月4日