※ 第89回情報学基礎研究会との共催です.
◎日時 平成20年 1月21日(月)10:00 ~ 17:30
22日(火) 9:30 ~ 17:30
◎会場 国立情報学研究所 12階1208+1210会議室
〔交通手段〕
東京メトロ半蔵門線/都営地下鉄三田線・新宿線「神保町」A8出口
東京メトロ東西線「竹橋」1b出口
徒歩3~5分
http://www.nii.ac.jp/introduce/access1-j.shtml
◎問い合わせ先
- 会場・研究会に関する問い合わせ先:
乾 健太郎 (奈良先端科学技術大学院大学)
E-mail: inui (at) is.naist.jp
【プログラム】(発表件数23件)
1月21日(月) ― 10:00 ~ 17:30 ―
[10:00~10:40] ● チュートリアル 〔1件〕
[10:40~11:40] ● 特許分類・質問応答 〔2件〕
[13:00~17:30] ● NTCIR特別セッション 〔5件〕
1月22日(火) ― 9:30 ~ 17:30 ―
[ 9:30~11:30] ● Web情報アクセス 〔4件〕
[12:45~15:15] ● 語彙・意味 〔5件〕
[15:30~17:30] ● 翻訳・応用 〔4件〕
※1月21日(月)の御発表のうち,2件が取り消しとなりました.これに伴いまして, 同日のプログラムに変更がございます.
(21日のみ,開始予定時刻が30分繰り下がって10時に変更になっております.ご注意ください.)
1月21日(月) ― 10:00 ~ 17:30 ―
[10:00~10:40] ● チュートリアル 〔1件〕
1. チュートリアル:情報検索テストコレクションと評価指標
○酒井哲也 (ニューズウォッチ)
情報検索テストコレクションや情報検索評価指標について概説し,
情報検索研究における適切な評価方法について論じる.
[10:40~11:40] ● 特許分類・質問応答 〔2件〕
2. 特許文書の多観点分類について
○田中一成(富士通研究所)
特許文書を対象に,発明の対象や目的・課題といった観点で自動分
類を行う技術を開発したので報告する.
3. Web検索エンジンを用いたWhy型質問応答システムに関する研究
○田村元秀,村上仁一,徳久雅人,池原悟(鳥取大)
質問応答技術に関して,インターネット上のWeb検索エンジンを利
用することによりWhy型質問に回答するシステムを提案・評価する
11:40-13:00 <昼休み80分(NL研・FI研運営委員会)>
[13:00~17:30] ● NTCIR特別セッション 〔5件〕
13:00-14:20
4. 情報アクセス技術の性能評価のための研究基盤NTCIR:
言語横断検索の創成と展開
○神門 典子(国立情報学研究所),岸田和明(慶應義塾大学),
栗山和子(白百合女子大学),
KH Chen (National Taiwan University),
HH Chen (National Taiwan University),
Sung Hyon Myaeng (International Communication University),
Sukhoon Lee (National Chungnam University)
情報検索と自然言語処理が融合した情報アクセス技術の研究促進を
めざしてきたNTCIR-1から-6までの活動を,言語横断を中心に概観し,
展望を述べる.
14:20-15:10
5. 特許情報処理を指向したテストコレクションの構築:
情報検索と自然言語処理の融合を目指して
○藤井 敦(筑波大学),○難波 英嗣(広島市立大学),
岩山 真(東京工業大学/日立製作所),
神門 典子(国立情報学研究所),内山 将夫(情報通信研究機構),
山本 幹雄(筑波大学),宇津呂 武仁(筑波大学),
橋本 泰一(東京工業大学)
NTCIRの特許情報テストコレクションについて,検索,分類,機械翻訳,
マイニングの観点から解説し,今後の展望について述べる.
15:20-15:50
6. 観点に着目した特許分類手法の高精度化の提案
○水本浩司,湯川高志(長岡技大)
NTCIR6の特許分類タスクにおいて提案した,カイ自乗統計量を用
いた分類手法の速度的優位性を保ったままで,精度を向上させる手法を
提案する.本手法は,Fタームの観点を強調するものであり,3%程度の
精度向上を得た.
15:50-16:40
7. NTCIRにおける質問応答技術の評価と今後の展望
○森 辰則 (横浜国立大学),福本 淳一 (立命館大学),
加藤 恒昭 (東京大学),桝井 文人 (三重大学),
佐々木裕 (The University of Manchester),
Hsin-Hsi Chen (National Taiwan University),
Kuang-hua Chen (National Taiwan University),
Chuan-Jie Lin (National Taiwan Ocean University),
三田村 照子 (Carnegie Mellon University),
Eric Nyberg (Carnegie Mellon University),
神門 典子 (国立情報学研究所)
NTCIRにおいて実施された質問応答技術の評価について解説をするとともに,
現在進行中の言語横断情報アクセス技術に関する新しい評価の枠組である
ACLIA(Advanced Cross-lingual Information Access)について述べ,情報
アクセス技術の評価に関する今後を展望する.
16:40-17:30
8. 多言語意見分析タスク:ニュースとブログ
○関 洋平(豊橋技術科学大学),David Kirk Evans(国立情報学研究所),
Hsin-Hsi Chen(国立台湾大学),Lun-Wei Ku(国立台湾大学),
神門 典子(国立情報学研究所)
日英中3ヶ国語の新聞記事を対象として,意見性,極性,ホルダなどの抽出技術
について評価を行い,6カ国12チームからの参加があったNTCIR-6意見分析タスク
の成果概要と,NTCIR-7のプランを報告する.
1月22日(火) ― 9:30 ~ 17:30 ―
[ 9:30~11:30] ● Web情報アクセス 〔4件〕
9. blog分類のための半教師有り学習
○池田大介,高村大也,奥村学(東京工大)
各blogのスタイルや内容といった情報を利用した,blog分類のため
の半教師あり学習手法を提案する.
10. 検索エンジン基盤TSUBAKIを用いた大規模ウェブ情報クラスタリン
グシステムの構築
○馬場康夫,新里圭司.黒橋禎夫(京都大)
検索エンジンTSUBAKIを使って検索されたページを,ページに含ま
れる複合名詞に注目して自動分類するシステムについて述べる.
11. 事態抽出のための事実性解析
○原一夫,乾健太郎(奈良先端大)
言語で書かれた事態の事実性について,時間・極性・ムードの観点
から解析する枠組みを提案し,blogを対象とする実験結果を報告す
る.
12. blogを対象とした薬剤服用情報抽出手法
○高橋美佳,荒木健治(北海道大)
blogを対象として薬剤に関する経験談の抽出を行う情報収集支援シ
ステムを作成し,その評価実験を行った結果について報告する.
11:30-12:45 <昼休み75分>
13. 用語クラスタリングに基づく部分研究領域推定と用語分類
○小山照夫(国立情報学研究所),竹内孔一(岡山大)
論文抄録コーパスに出現する用語性の高い形態素を,サ変名詞との
共起に基づきクラスタリングを行うことにより部分研究領域を推定
するとともに,用語侯補を部分領域に分類する試みに付いて発表す
る.
14. Web情報を利用した確率モデルによる略語推定
○村山紀文,奥村学(東京工大)
与えられた語に対する略語推定を行う,Noisy-Channel modelと
Webからの情報を組み合わせた統計モデルを提案する.
15. 枝分かれ同時確率モデルを用いた「AのB」の意味分類
○森山健太,但馬康宏(東京農工大),藤本浩司(テンソル・コン
サルティング),小谷善行(東京農工大)
2単語の概念共起確率を,各概念の上位概念を用いて近似すること
により,文中の「AのB」の意味を分類した.
16. 単語の概念関係を用いた段落一貫性評価指標の有効性
○板倉由知,白井治彦,黒岩丈介,小高知宏,小倉久和(福井大)
EDR概念辞書を用い単語間の意味類似性から,段落の一貫性を評価
するための指標を提案し,その有効性を示す.
17. 辞書に依存しない文章間類似度の比較評価手法
○村上智哉,中谷直司,厚井裕司(岩手大),後沢忍(三菱電機)
文章中における特定の文字列に着目することで,改変前と改変後の
文章間に類似点を見出す手法の提案
18. 結合価パターンを用いた日中機械翻訳システムの構築
○楊鵬,池原悟,村上仁一,徳久雅人(鳥取大)
日中機械翻訳の一つの方法として,結合価パターンを使用し,機械
翻訳システムを試作する.
19. 学習型機械翻訳手法における省略可能性を用いた翻訳ルールの自動
獲得とその有効性
○寺島涼(北大),越前谷博(北海学園大),荒木健治(北大)
翻訳例から翻訳ルールを自動獲得する学習型機械翻訳手法におい
て,翻訳例中の省略可能な部分に着目することで効率よく汎用的な
翻訳ルールを獲得する手法を提案する.
20. 科学技術白書の計量的分析による科学技術政策の可視化
○石塚隆男(亜細亜大)
過去20年間の科学技術白書の目次情報と新聞の科学技術関係記事
を用い,情報量の変化により政策の変化を追跡する.
21. Web文書を活用したn-gramモデルによる手書き自由記述アンケート
の自動認識法
○泉谷達庸,松本章代,鈴木雅人(東京工業高専)
Web文書を活用し,コーパスを動的に再構築することで,手書き自
由記述アンケートの誤認識訂正を行う.
作成日: 平成19年12月 6日
最終更新日: 平成20年 1月16日