◇ 情報処理学会 第194回自然言語処理研究会

◎日時 2009年11月16日(月),17日(火)

◎会場 愛媛大学 総合情報メディアセンター メディアホール

http://www.cite.ehime-u.ac.jp/modules/smartsection/item.php?itemid=16

◎ホームページ
http://nl-ipsj.r.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/

◎照会先:

  • *研究会に関する問い合わせ先:
    宮尾 祐介 (東京大学)
    Tel: 03-5841-4088
    E-mail: yusuke (at) is.s.u-tokyo.ac.jp
  • *会場に関する問い合わせ先:
    黒田久泰 (愛媛大学)
    Tel: 089-927-8406
    E-mail: kuroda (at) cs.ehime-u.ac.jp

◎ 研究報告のペーパーレス化

本研究会はペーパーレスでの開催となり,印刷した研究報告の配布を行いませ
ん.また,特許出願の公知日(研究報告の公開日)が従来より1週間早まります
ので,ご留意ください.

[自然言語処理研究会にご登録されている方]
研究会発表の研究報告が研究会当日1週間前よりBookParkで閲覧できます。事前
に研究報告PDFをご自分のPCにダウンロードし研究会にご持参ください。あるい
は印刷してご持参ください。

■本会電子図書館
※ご利用にはBookPark上でユーザ登録(無料)が必要です.
http://www.bookpark.ne.jp/ipsj/
研究会 自然言語処理(NL)をチェックしてください.
登録まで最大3日かかりますのでご留意ください.

[自然言語処理研究会にご登録のない方]
当日研究会にUSBメモリの読めるPCをご持参ください.研究会会場にて,USBメ
モリからコピーすることで研究報告PDFを閲覧することができます.

◎ プログラム(発表件数11件)

 11月16日(月) 13:30~16:45
 [13:30~15:00] ●検索・フィルタリング [3件]
 [15:15~16:45] ●オントロジー・性格分析・コミュニケーション [3件]

 11月17日(火) 10:30~14:30
 [10:30~11:30] ●ユーザ分析 [2件]
 [13:00~14:30] ●ブログ・ニュース解析 [3件]


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11月16日(月) 13:30~16:45

■ 13:30~15:00 検索・フィルタリング (3件) ■

(1) Webサイトからの盗作の自動検出システム

○馬青(龍谷大学),松山秀人(大日本スクリーン製造),村田真樹
(情報通信研究機構)

Webサイトからの盗作の自動検出システムを構築した。盗作検出に必要な文
書類似度の計算には、従来の文字ベースn-gram手法に加え、新たに単語ベー
スn-gram手法、さらには同義語変換への対処を想定した文字ベースn-gram
または単語ベースn-gramと分類語彙表の利用と組み合わせた手法を提案し
た。

(2) 裁判員のための判例検索システムの概念検索性能向上

○本多弘幸(早稲田大学)

裁判員が判例を検索学習できるツールとして、概念検索システムを使用し、
裁判員の実際の使用を踏まえた検索性能の向上を目的とする。

(3) Fast n-gram Assortment Construction for Filtering Hazardous
Information

○柳原正,池田和史,松本一則,滝嶋康弘(KDDI研究所)

フィルタリングシステムで使う最適な単語のbi-gramをuni-gramから高速に
計算する手法

■ 15:15~16:45 オントロジー・性格分析・コミュニケーション (3件) ■

(4) 日本語語彙大系を用いたWikipediaからの汎用オントロジー構築

○柴木優美(長岡技術科学大学),永田昌明(NTTコミュニケーション科学
基礎研究所),山本和英(長岡技術科学大学)

本稿では、日本語語彙大系クラスにwikipediaのカテゴリを割り当て、語彙
大系の情報を利用してwikipediaから上位下位のオントロジーを自動構築す
る手法を手案する。

(5) 性格情報の観察者による差異/類似点の分析

○楢木鷹朗(早稲田大学)

性格情報というものは事実がどこに存在しているか分からず,一般には他
者からの評価がその人の評価となる.自己評価しか行わない従来の性格診
断テストとは異なり,本研究では自己評価と他者からの評価のデータを収
集.自己評価と他者からの評価の統計的分析を行った。

(6) メッセージにおける程度副詞理解のメディア依存性に関する研究

○山口昂宏(早稲田大学)

本研究では,コミュニケーションにおけるメッセージ中に伝搬された情報
を程度副詞を用いた分析する.

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11月17日(火) 10:30~14:30

■ 10:30~11:30 ユーザ分析 (2件) ■

(7) 閲覧履歴におけるユーザの意図を考慮したキーワード抽出方式の提案

○長野翔一,市川裕介,小林透(NTT情報流通プラットフォーム研究所)

本稿では,ウェブ閲覧履歴群を代表するキーワードを抽出するため,出現
キーワードにより階層ツリーを作成し,ユーザの意図に応じた抽象度の階
層を決定するキーワード抽出方式を提案する.

(8) 視線情報を用いたユーザプロファイル獲得と文書推薦

○長谷川新(東京理科大学),相澤彰子(国立情報学研究所),浜本隆之
(東京理科大学)

視線情報を用いて、ユーザのプロファイルを獲得する。さらに、圧縮アル
ゴリズムを利用した類似度尺度を導入することで、ユーザのプロファイル
に関連した文書を推薦する。

■ 13:00~14:30 ブログ・ニュース解析 (3件) ■

(9) 特定トピックの日英ブログ収集・分析・類型化: 事例研究

中崎寛之,○阿部佑亮,宇津呂武仁(筑波大学),河田容英
(ナビックス),福原知宏(東京大学),神門典子(国立情報学研究所),
吉岡真治(北海道大学),中川裕志,清田陽司(東京大学)

特定トピックについてのブログに含まれる情報の有用性を検証するための
事例研究として,「詐欺」,「インターネット犯罪」の分野を対象として,
日英ブログサイトおよびブログ記事の収集を行い,ブログでの記述内容を
被害者・ニュース記事引用・防止対策に類型化した結果を報告する.

(10) Wikipediaを介した関連ニュース・ブログの対応付け: Wikipediaエントリの分析

○佐藤由紀,横本大輔,中崎寛之,宇津呂武仁(筑波大学),吉岡真治
(北海道大学),福原知宏(東京大学),神門典子(国立情報学研究所),
中川裕志,清田陽司(東京大学)

Wikipediaエントリを介して,関連するニュース・ブログを対応付ける方
式において,各Wikipediaエントリの有効性を分析し,ニュース・ブログ
間の相補的検索においてWikipediaエントリを選別するためのインタフェー
スを設計する.

(11) 文融合法に基づいた放送ニュースリード文の具体化

○田中英輝,美野秀弥,宮崎勝,小早川健,熊野正,後藤淳,加藤直人
(NHK放送技術研究所)

放送ニュースの要約は,リード文の具体化によって行われている.本稿で
はこれを標記の手法で行うことを提案し,実験結果を報告する.この結果,
文法的には問題が残るが意味的にはおおむね正しい具体化が行われること
を示す.

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作成日: 平成21年10月28日
更新日: 平成21年10月28日