◇ 情報処理学会 第195回自然言語処理研究会・第97回情報学基礎研究会 合同研究発表会 講演プログラム

◎日時 2010年1月28日(木), 29日(金)

◎会場 筑波大学 東京キャンパス大塚地区 G501教室
http://www.tsukuba.ac.jp/access/otsuka_access.html

◎発表時間 1件30分 (発表20分、質疑10分)

◎照会先:

  • *研究会に関する問い合わせ先:
    自然言語処理研究会幹事
    乾健太郎(奈良先端科学技術大学院大学)
    e-mail: inui(at)is.naist.jp

    情報学基礎研究会幹事
    辻慶太(筑波大学)
    e-mail: keita(at)slis.tsukuba.ac.jp

  • *会場に関する問い合わせ先:
    辻慶太(筑波大学)
    e-mail: keita(at)slis.tsukuba.ac.jp

【プログラム】 (発表件数11件)

1月28日(木)
13:30-15:00 解析・翻訳(3)
15:15-16:15 言語分析他(2)

1月29日(金)
10:00-11:30 ソーシャルメディア(3)
13:00-14:30 言語インタラクション(3)


■ 1月28日(木) 13:30-15:00 解析・翻訳(3)

意味素に基づく隠喩の名詞句“AのB”の意味解析
栗原健(徳島大学),松本和幸(徳島大学),土屋誠司(同志社大学),任福継
(徳島大学)
隠喩の名詞句“AのB”を対象とした隠喩辞書を独自で構築し,その辞書との比較
を行うことで隠喩の名詞句“AのB”の意味解析を行う.

“えもにゅ”における短文の感情推定について
小川拓貴(徳島大学),松本和幸(徳島大学),任福継(徳島大学)
単語や記号の持つ言語的意味と感情との関係に着目し,単語1-gramを素性として
SVMによりつぶやきや一言から感情推定を行った.

単語情報及びフレーズによる大局的情報を用いた機械翻訳自動評価手法
小山田崇(北大),越前谷博(北海学園大学),荒木健治(北大)
本発表では,文レベルの翻訳自動評価の精度向上のためにMT訳と参照訳における
単語レベルの対応関係と一般化したフレーズレベルの対応関係の両方を考慮した
新たな手法を提案する.

■ 1月28日(木) 15:15-16:15 言語分析他(2)

人類言語はデジタル通信である
得丸公明(システム・エンジニア)
動物の通信はアナログ符号語を用いているが,人類の言語はデジタル符号語を用
いており,情報源と通信路の符号化が行われているデジタル通信であることにつ
いての検討.

撮影地探索システムにおける地理的位置を優先した探索手法
菊池俊作(芝浦工業大学),鈴木徹也(芝浦工業大学)
風景写真への位置情報付与支援に用いる遺伝的アルゴリズムに,地理的位置を考
慮した探索手法を導入し探索効率向上を図った.

■ 1月29日(金) 10:00-11:30 ソーシャルメディア(3)

新聞記事とコミュニティQAを対象とした詳細な意見分析コーパスの作成と分析
関洋平(豊橋技科大),神門典子(NII),稲垣陽一(きざし),栗山和子(白百
合女子大)
NTCIR意見分析コーパス(新聞)とBCCWJコーパス(国語研,その中のYahoo!知恵
袋)を対象とし, Appraisal Theory に基礎をおく意見情報のアノテーションと
分析を進め,情報アクセス技術を実現する上で,必要となる意見の傾向を明らか
にする.

Q&Aサイトにおける質問と回答の分析(3):利用者の質問・回答履歴を中心に
栗山和子(白百合女子大),神門典子(NII)
本研究では,QAサイトにおける質問と回答の関係について調べるため,Yahoo!知
恵袋のデータを用いて,利用者の質問・回答履歴および質問・回答内容を分析し,
質問に適合する回答の要件について考察する.

Q&Aサイトにおけるベストアンサー推定可能性の検証
石川大介(NII),栗山和子(白百合女子大学),関洋平(豊橋技術科学大学),
神門典子(NII)
本研究では,Yahoo!知恵袋データを利用して人間の被験者(2人)によるベストアン
サー推定実験を行った.質問・回答の傾向が異なる複数のカテゴリーから各50問
を被験者らが推定した結果を報告する.

■ 1月29日(金) 13:00-14:30 言語インタラクション(3)

オンラインゲームにおけるコミュニケーション支援のためのWebを用いた情報抽出
高松雅彦(北大),荒木健治(北大)
オンラインゲームにおけるユーザ間コミュニケーションの支援を可能とするシス
テムを提案する.

複数の対話システムからの応答候補文を用いた最適応答文選択手法の性能評価
今井健太(北大),ジェプカ ラファウ(北大),荒木健治(北大)
複数の対話システムにより生成された応答候補を評価し,入力に対して最も適切
なものを選択することにより,より良い応答を行う手法を提案する.

対話システムにおける対話履歴要約の有効性について
福田彩子(北大),荒木健治(北大),ジェプカ ラファウ(北大)
ユーザの過去の対話内容と関連を持つ発話に対し,システムの対話履歴の要約を
用いた応答が有効であることを確認する.

プログラムの先頭へ戻る。


作成日: 平成22年1月18日
更新日: 平成22年1月18日