後援:米沢工業会
◎ 日程: 2011年7月15日(金), 16日(土)
◎ 会場:
* 7月15日(金)
山形大学 米沢キャンパス 工学部百周年記念会館セミナー室
交通アクセス情報:http://www2.yz.yamagata-u.ac.jp/access/
* 7月16日(土)
仙台市市民活動サポートセンター 研修室5
交通アクセス情報:http://www.sapo-sen.jp/map
◎ 特別セッション「被災・復興支援と情報技術」
2日目は場所を仙台に移し,今回の震災を受けた特別セッションを設けます.
招待講演やディスカッションを通じ,ソーシャルメディアや機械翻訳など
による被災・復興支援の可能性などについて,情報共有・意見交換を図る
予定です.
◎ ホームページ http://www.nl-ipsj.or.jp/
◎ 地震の影響に関する対応:
開催期間中に計画停電が実施される場合には,代替の発表手段を講じます.
今後大きな余震があって山形・宮城での開催が難しくなった際には,開催
を中止することもあります.
※ 宮城県は計画停電の予定地域には含まれておりません.
※ 7/11-17の間,計画停電は予定されておりません.(7/7現在)
◎ 照会先:
* 研究会に関する問い合わせ先:
船越 孝太郎 ((株)ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン)
E-mail: funakoshi (at) jp.honda-ri.com
* 会場に関する問い合わせ先:
15日会場:横山 晶一(山形大学)
16日会場:乾 健太郎(東北大学)
E-mail: yokoyama (at) yz.yamagata-u.ac.jp,
inui (at) ecei.tohoku.ac.jp
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プログラム(発表件数8件)
7月15日(金) 13:00~17:30
[13:00~14:00] 字句解析 [2件]
[14:15~15:45] 応用(教育・対話) [3件]
[16:00~17:30] 機械翻訳 [3件]
7月16日(土) 9:20~12:30
特別セッション「被災・復興支援と情報技術」
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7月15日(金) 13:00~17:30
■ 13:00-14:00 字句解析 (2件) ■
(1) 大規模複合語データに対する構成字種解析
○滝川諒,後藤智範(神奈川大学)
複数辞書(EB科学技術用語大辞典など)の見出し語,約21万語を対象とした漢
字・カタカナ・英字など字種構成についての調査・分析.
(2) POS Tagging using Dependency Information
○Erlyn Manguilimotan, Yuji Matsumoto (NAIST)
Dependency information as feature for POS tagging is proposed in
this work. We run dependency parsing without POS information, then
extract dependency information and use as feature to POS tagging.
■ 14:15-15:45 応用(教育・対話) (3件) ■
(3) 多様な教育的観点を考慮した機械学習による日本語文章の評価と評価モデルの顕在化
○藤田彬,藤田央,田村直良(横浜国立大学)
文章の教育的評価の原拠となる要素を素性として評価者別の評価モデルを学
習し,モデルの定量的特徴を視覚化する.
(4) ベイジアンネットワークを用いた参照表現モデルの提案
○船越孝太郎, 中野幹生(HRI-JP), 徳永健伸,飯田龍(東京工業大学)
参照表現の理解と生成に用いることができる,対話システムのためのモデル
を提案する.提案モデルは記述,照応,直示を統一的に扱う.
(5) グラフデータベースによる知識表現の試み -連想するロボットをめざして-
○高橋悠希, 内海哲史(鶴岡工業高等専門学校)
より柔軟な意味処理を目的とし,グラフデータベースを用いて,文章からの
意味抽出・活用を試みる.
■ 16:00-17:30 機械翻訳 (3件) ■
(6) Evaluation of Analogy-based Translation of Chunks obtained by Marker-based Chunking
○竹谷孝太,松岡仁,ルパージュ イヴ(早稲田大学)
異なる単語アライメントから得られたチャンク翻訳テーブルを使って,チャ
ンクの翻訳精度について評価を行う.
(7) 年代差を考慮した方言翻訳システム
○柴田直由,横山晶一,井上雅史(山形大学)
年代差を考慮することで,従来よりも精度の高い訳文の生成が可能となる方
言翻訳システムの構築を目指した.
(8) Web機械翻訳再現性評価の研究
○宮澤信一郎(秀明大学),岡田勇(創価大学),宮崎瑞之(秀明大学),
横山晶一(山形大),江原暉将(山梨英和大),太田敏澄(電気通信大)
再現性評価を行うために標準テストサイトを構築し,既存のMTサイトにどの
程度の再現性があるかを調査研究し評価を行った。
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7月16日(土) 9:20~12:30
■ 特別セッション「被災・復興支援と情報技術」■
○ 招待講演(5件)
1. 「震災ボランティア活動を通して感じた情報・コミュニケーション問題」
椋平 祐輔氏(東北大学大学院環境科学研究科)
横澤 翔平氏(東北大学大学院情報科学研究科)
今震災における被災者支援ボランティア活動で見聞きし経験したことの中か
ら,特に情報のギャップ,コミュニケーションの問題に関するものを取り上
げ,具体的な事例とともに報告する.
2. 「通訳・翻訳ボランティア経験の報告」
Dain Kaplan氏(東京工業大学大学院情報理工学研究科)
五月下旬にNGOのバイリンガルボランティアとして石巻で一週間の程度活動
した経験を報告する。同時通訳も含めてインタナショナルチームのリーダー
として、震災に対する外国の方の意見そして日本人の意見にも触れたことや
その環境で一週間活動したことの中から感想を述べる。
3.「地域SNSを利用した復旧・復興支援―情報の構造化と学び応援プロジェクト―」
五味 壮平先生(岩手大学人文社会科学部)
もりおか地域SNSモリオネットのメンバーを中心に東日本大震災直後から
行われた情報共有と構造化の試み、そして学用品支援活動について紹介する。
災害後の混乱時における情報整理の困難さや、地域SNSとほかのソーシャ
ルメディアとの共存の意味合いなどについて考察する。
4.「高田高校学習支援プロジェクトで試みた情報拡散の制御とその顛末」
梶原 昌五先生(岩手大学教育学部)
辞書2400冊と参考書5000冊をインターネットで呼びかけて集め、
大津波で壊滅した被災地の各市町村の高校に贈った。その際、情報拡散を
コントロールし、ほぼ必要数を満たすことができたので、顛末を報告する。
5. 「東日本大震災におけるレスキューロボットの対応」
田所 諭先生(東北大学大学院情報科学研究科)
本講演では,福島第一原発の原子力建屋内の情報収集や軽作業に使用が予定
されているレスキューロボットQuince,および,瓦礫内災害救助用の能動ス
コープカメラを中心に,震災におけるレスキューロボットの対応と,その技
術的な問題について概観する.
○ 宿泊について
7/16,17は仙台市内にて「東北六魂祭」という大きなイベントが開催されます.
http://www.rokkon.jp/
この前後は多数の人出が見込まれ,普段より空室も減ると予想されますので,
宿泊先の確保をお早めにお願いいたします.
山形市と仙台市の間は鉄道・バスも頻繁にありますので,7/15の夜は山形市
に宿泊されるのも一案です.
○ 交通について
山形新幹線「つばさ」は7/9より平常ダイヤに戻ります.
また,JR東日本が1日乗り放題の「JR東日本パス」を1万円で販売しており,
在来線だけでなく新幹線も利用できます(指定席は2回まで).
但し,利用日の前日までに購入する必要がありますのでご注意ください.
http://www.jreast.co.jp/tsunageyou/
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