◎ 日程: 2012年1月20日(金), 21日(土)
◎ 会場: 福岡大学の六本松キャンパス セミナーハウス(セミナー室A)
http://www.adm.fukuoka-u.ac.jp/fu811/home1/seminar/index.html
◎ ホームページ http://www.nl-ipsj.or.jp/
◎ 照会先:
* 研究会に関する問い合わせ先:
飯田 龍 (東京工業大学)
E-mail: ryu-i (at) cl.cs.titech.ac.jp
* 会場に関する問い合わせ先:
吉村賢治 (福岡大学)
E-mail: yosimura (at) fukuoka-u.ac.jp
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プログラム (発表件数 14件)
1月20日(金) 11:00~17:45
[11:00~12:00] NL-1:評価分析・分類 [2件]
[13:30~15:30] NL-2: 辞書・構文・意味解析 [4件]
[15:45~17:45] NL-3: 言い換え・応用 [4件]
1月21日(土) 10:00~15:30
[10:00~11:00] NL-4: 言語教育 [2件]
[11:15~12:15] IFAT: Web応用 [2件]
[13:30~15:30] 特別セッション: IJCNLP2011参加報告
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1月20日(金) 11:00-17:45
■ 11:00-12:00 NL-1:評価分析・分類 [2件]
(1) 情報利用の有効性の観点からの評価表現の分析
– 高山泰博 (徳山高専), 冨浦洋一 (九州大)
– 製品レビュー記事中の評価表現とその周辺の言語表現が製品購入予定者に役立つかどうかに注目して分析した.
(2) レビュー文分類器を用いたレビュー文含有比率によるレビュー文書判定
– 江崎大嗣 (奈良先端大), 川場真理子, 平野徹 (NTT SP研)
– 文単位でレビューかどうか判定して,ブログ記事内のレビュー文の比率により,文書がレビューかどうか判定する.
■ 13:30-15:30 NL-2: 辞書・構文・意味解析 [4件]
(3) 日本語慣用句機械辞書
– 首藤公昭 (福岡大), 高橋雅仁 (久留米工大), 田辺利文 (福岡大)
– 日本語の3667個の標準的な慣用句を収録した機械辞書の概要を述べる。
(4) 日本語表現辞書JDMWEの統計的性質
– 田辺利文 (福岡大), 高橋雅仁 (久留米工大), 首藤公昭 (福岡大)
– 日本語複単語表現辞書JDMWEが収録している表現の統計的性質の一端をGoogle共起頻度データLDC2009T08との比較により明らかにする。
* 討議形式(発表10分,質疑討論20分)
(5) Dual Decomposition for Chinese Semantic Role Labeling
– Yanyan Luo, Masayuki Asahara, Yuji Matsumoto (NAIST)
– We apply Dual Decomposition for Chinese SRL to integrate dependency feature based SRL and shallow parsing feature based SRL.
(6) 並列構造アノテーションの制約を利用した係り受けアノテーション支援
– 岩立将和, 浅原正幸, 松本裕治 (奈良先端大)
– 並列構造を用いて可能な係り受け構造を制約することで高精度自動係り受け解析を実現し、アノテーションの労力を削減する。
■ 15:45-17:45 NL-3: 言い換え・応用 [4件]
(7) 推論ルールを用いた日本語文末表現の言い換え
– 雨崎翔悟, 田辺利文, 首藤公昭 (福岡大)
– 日本語文末表現の言い換え、例えば「私は飲み過ぎた」から「私は飲みたくない」などへの言い換えを推論ルールを用いて行う。
(8) LFG解析を利用した日本語RTEにおける複合語の対応
– 服部圭悟, 梅基宏, 増市博 (富士ゼロックス)
– LFGを利用して複合語の言い換え規則を自動で生成する手法を検討する。また、生成した言い換え規則を利用して複合語と複合語の言い換え表現を含む自然文でRTEを行い、生成規則を評価するとともに、生成規則を自然文に適用する際の課題を明らかにする。
(9) キーワードの表記揺れを含む大規模記事データベースからの代表キーワード集合選択方式
– 川端健士, 金子邦彦 (九州大)
– 4668件のWEB魚図鑑記事から手作業で4946語のキーワードを選んだ。その中には表記揺れを含むキーワードが154語確認できた。 本稿では、各キーワードの特徴量を論理値と数値で表現した表を用いた、表記揺れを含むキーワードからの代表キーワードの選択方式を報告する。
(10) 統計的フレーズ翻訳モデルを用いた言語横断質問応答
– 有賀美明, 秋葉友良 (豊橋技科大)
– 検索クエリと検索対象文書の言語が異なる質問応答である、言語横断質問応答のタスクを扱う。 本研究では、QAのプロセスに翻訳モデルを組み込む手法を提案する。 クエリーパッセージ間の類似度計算にフレーズベース翻訳モデルを用いることで、性能改善を達成することができた。
1月21日(土) 10:00-15:30
■ 10:00-11:00 NL-4: 言語教育 [2件]
(11) 日本語を学習する外国人を対象とした日本語テキスト難易度推定手法
– 劉志宇, 内田理 (東海大)
– 語彙の難易度と構文の複雑さからテキストの難易度を推定し、日本語能力試験の受験級の形で提示する手法を提案する。
* 1/21希望
(12) N-gramを素性とするパターン認識を用いた英語科学論文の質判定
– 小林雄一郎 (大阪大), 田中省作 (立命館大), 冨浦洋一 (九州大)
– 英文添削の専門家が表現上の質を評価した英語科学論文を対象に,N-gramを素性の候補とし,論文における表現上の質を推定することを試みる。
■ 11:15-12:15 IFAT: Web応用 [2件]
(13) ECサイトのHTMLからの商品情報を自動抽出
– 飯村結香子,塩原寿子,内山匡 (NTTサイバーソリューション研究所),真鍋知博(京都大学大学院大学院情報学研究科)
– 学習データを必要としない,ECサイトの商品紹介ページから商品名や価格情報,商品説明文の自動抽出方法の提案
(14) 時間的距離に注目したTwitterからの関連単語抽出
– 白木原渉,大石哲也,越村三幸,藤田博,長谷川 隆三(九大シス情)
– 東日本大震災後、TwitterのようなSNSが注目されるようになってきたが、この要因のひとつに、情報の即時性がある。この即時性を活かして、最新の出来事を検索するのに適した、ツイートの時間的距離に注目した関連単語抽出手法を提案する。
■13:30-15:30 特別セッション
– IJCNLP2011参加報告
– 横野光(NII), 小町守(奈良先端大), 岩倉友哉(富士通研), 飯田龍(東工大)