音声言語および自然言語処理シンポジウム(第246回自然言語処理研究会 )発表募集

第22回音声言語シンポジウム(SP/SLP)兼第7回自然言語処理シンポジウムを12月2日(水),3日(木)に開催します.1999年より開催されている音声言語シンポジウムと、2014年から行っている自然言語処理シンポジウムの合同シンポジウムとなっている本シンポジウムでは,毎年,音声言語および自然言語処理に関する招待講演等の企画と多くの一般発表が行われ,盛況なイベントとなっています.

●日程: 2020年12月2日(水),3日(木)

●会場: オンライン (ビデオ会議システムとしてZoomを利用予定)
※ オンライン発表でも大勢の聴講者から有益なコメントが得られます.
皆さまの投稿をお待ちしています.

●発表申込締切: 2019年10月02日(金)
●原稿締切: 2020年10月30日(金) ※厳守

●主催
 電子情報通信学会および日本音響学会 音声研究会(SP)
 電子情報通信学会 言語理解とコミュニケーション研究会(NLC)
 情報処理学会 音声言語情報処理研究会(SLP)
 情報処理学会 自然言語処理研究会(NL)

●協賛:IEEE Signal Processing Society Tokyo Joint Chapter

今年は例年と異なり,四研究会合同プログラムを企画しております.また,それにふさわしい招待講演セッションも予定しております.また今年は,「国際会議報告セッション」を本研究会にて開催します.こちらも四研究会合同プログラムを予定しており,トップ国際会議における言語・音声分野の潮流を知る機会を提供する予定でございます.

また,自然言語処理の招待講演としては、山田 育矢 様((株)Studio Ousia)による「Wikipedia等の知識ベースの自然言語処理への活用(仮)」を予定しております。

音声認識・音声合成・音声対話・感情音声・音声インタラクション・音声分析・対話言語処理・応用システムなど,音声言語処理に関する幅広い分野の発表、また、自然言語処理の学術的な発表をはじめ、テキストアナリティクスの応用事例や、今後の研究提案や問題提起などのポジションペーパーまで自然言語処理についても広く募集します.研究のスタートアップ段階の発表も歓迎です.選奨もございます.

本年も音声言語処理・自然言語処理に関する幅広い分野の研究発表を募集いたします.皆様からの多数の投稿を、心よりお待ち申しております.

●原稿ページ数:2ページ以上
電子化にともないページ数に上限はありません.
※ ただし20ページを越える場合は事前にご連絡ください.

●発表時間予定: 一般講演形式 1件30分 (発表20分、質疑10分)

※ 発表時間の調整について
従来の一般講演形式(発表20分,質疑10分)に加えてショート形式(発表10分,
質疑10分),討議形式(発表10分,質疑討論20分)など,発表者からの要望
に応じて発表の合計時間を調整します.アイデアレベルの研究
の紹介や,研究の詳細まで話したいので時間がほしい,などの要求を発表
申込の備考欄にご記入いただければ,それらを考慮してプログラムを作成
します.ぜひご活用ください.

●優秀研究賞
研究会に投稿された予稿の中から特に優れたものを優秀研究賞として表彰
する予定です.

●若手奨励賞
年度開始時点(4月1日)で30歳未満,あるいは学生(社会人博士含む)方を対象と して,研究会参加者の投票によって選考します.

●発表申込先: 下記専用サイトよりお申込みください.
https://ipsj1.i-product.biz/ipsjsig/NL/
(研究会ホームページからもアクセスできます)

●参加費について

SP/SLP/NL/NLCは共催・連催となっておりますが,プログラム上は混合です.申込先または主目的で参加する1つの研究会の参加費をお支払いいただければ,すべてのプログラムに参加可能です.

※電子情報通信学会の申し込みサイトには,「掲載料」との記述がある場合がありますが,掲載料はかかりません.ただし,今年度から当日参加される発表者にも参加費をお支払い頂きます.

なお,何らかの事情でWeb からのお申込みができない場合は,問い合わせ先まで E-mail でご連絡下さい.

●本シンポジウムに関する問い合わせ先:
nl-sympo@pluto.ai.kyutech.ac.jp
以下の5名に届きます.
NL担当)古宮嘉那子(茨城大学)
E-mail: kanako.komiya.nlp[AT]vc.ibaraki.ac.jp
(SP/SLP) 高道 慎之介 (東京大学)
(NLC) 小早川 健 (NHK) 光田 航 (日本電信電話株式会社)

●今後の予定
第247回研究会 2021年2月頃予定

★研究報告のペーパーレス化
本研究会はペーパーレスでの開催となり,印刷した研究報告の配布を行い
ません.また,特許出願の公知日(研究報告の公開日)が従来より1週間
早まりますので,ご留意ください.

※自然言語処理研究会に登録されている方
研究報告は研究発表会の1週間前に電子図書館と当日閲覧用サイトで公開
します.

情報処理学会電子図書館(情報学広場)
https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/ (ユーザ登録が必要です)
当日閲覧用サイト
http://www.ipsj.or.jp/sig-reports/

※自然言語処理研究会に登録されていない方
当日閲覧用サイトにアクセスできるようにいたします.
なお,当研究会にご登録頂くことで,
本研究会の資料をバックナンバーも含めて電子図書館で購読できます.
登録されていない方は,是非この機会に研究会に登録してください
(登録まで最大3日かかりますのでご留意ください).

★研究会への登録をお勧めします
年に2回以上の参加を見込まれる方は,研究会に登録される方が(ほぼ)
お得になります.研究会登録は以下のウェブサイトから行えます.
http://www.ipsj.or.jp/kenkyukai/toroku.html

★受け付けは先着順で行なっております
多数のお申し込みを頂いた場合,次回の研究会にまわって頂くよう
お願いする場合があります.なるべく早めにお申し込み下さい.

★締め切り後の発表キャンセルは原則としてできません
発表申し込み後にキャンセルの必要が生じた場合は,至急ご連絡ください.
発表申込後,原稿提出締め切りまでに原稿が到着しない場合には,幹事団の
判断により発表を取り消しさせていただくこともあります.

★論文提出締切後の原稿差し替えはできません
論文提出締切後は,訂正版のアップロードやウェブ上での配布などの原稿
差し替えは一切できませんので,予めご留意ください.
※正誤表の掲載が可能な場合がありますのでご相談ください.

★研究会幹事団
主査:
 関根 聡     理化学研究所
幹事:
 内海 慶     株式会社デンソーアイティーラボラトリ
 木村 泰知    小樽商科大学
 古宮 嘉那子   茨城大学
 笹野 遼平    名古屋大学
 進藤 裕之    奈良先端科学技術大学院大学
 横野 光     株式会社富士通研究所
運営委員:
 石垣 達也    産業技術総合研究所
 内田 ゆず    北海学園大学
 江原 遥     静岡理工科大学
 大内 啓樹    理化学研究所/東北大学
 亀甲 博貴    京都大学
 小林 暁雄    農業・食品産業技術総合研究機構
 斉藤 いつみ   日本電信電話株式会社
 佐々木 稔    茨城大学
 須藤 克仁    奈良先端科学技術大学院大学
 田村 晃裕    同志社大学
 成松 宏美    日本電信電話株式会社
 西田 京介    日本電信電話株式会社
 羽鳥 潤     株式会社 Preferred Networks
 増村 亮     日本電信電話株式会社
 松林 優一郎   東北大学
 馬緤 美穂    ヤフー株式会社
 水本 智也    フューチャー株式会社
 三輪 誠     豊田工業大学
 森田 一     株式会社富士通研究所
 谷中 瞳     理化学研究所
 吉川 克正    株式会社コトバデザイン
 鷲尾 光樹    東京大学

第245回自然言語処理研究会 参加募集

●日程: 2020年9月30日(水) (1日のみの開催に変更しました)

●会場: オンライン (Zoom, 12:45頃~)

●参加申込:

参加を希望される方は情報処理学会マイページから参加申込をお願いいたします(当日でも申込可能).非会員の方もマイページを開設してお申し込みください.参加申込をしていただくと,会場のURL情報や研究報告のダウンロード方法を記載したメールをお送りします.参加費無料の研究会登録会員/ジュニア会員も,URLの取得と参加者数の把握のため,マイページより参加申込をしてくださいますようお願いいたします.

●参加費:
NL研究会登録者:無料
情報処理学会ジュニア会員:無料
情報処理学会正会員、賛助会員、名誉会員:1,500円
情報処理学会学生会員:500円
情報処理学会非会員(一般):2,500円
情報処理学会非会員(学生):2,500円

●問い合わせ先:
内海慶(デンソーアイティーラボラトリ, kuchiumi(at)d-itlab.co.jp)

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9月30日(水) 発表5件,招待講演1件
[13:00-13:05] オープニング
[13:05-13:55] 校正支援(2件)
[13:55-14:10] 休憩
[14:10-15:40] 分類・分析(3件)
[15:40-15:55] 休憩
[15:55-16:55] 招待講演
[16:55-17:05] クロージング

若手奨励賞の対象者には著者名の前に「〇」を付けています.

[13:00-13:05] オープニング

[13:05-13:55] 校正支援(2件)
(1) 非自己回帰モデルを用いた高速な日本語文法誤り訂正

〇 本間 広樹, 小町 守 (東京都立大学)

語学学習者のライティング支援手法として,文法誤り訂正やキーワード推薦が挙げられる.近年,ニューラルネットワークを用いたモデルの発展に伴い,それらを用いた文法誤り訂正の研究が盛んに行われている.例えば,多層畳み込みニューラルネットワークを用いた文法誤り訂正の研究では,統計的手法を用いた文法誤り訂正の訂正精度を超える結果を示している.しかし,ニューラル生成タスクにおいて,トークンを逐次的に出力する一般的な自己回帰型のデコーダでは文長に比例して推論速度が遅くなる問題が存在する.これに対し,全トークンの出力を同時に行うことで高速化を図る非自己回帰型のデコーダが提案され,広く研究され始めている.例えば,文法誤り訂正を局所系列変換タスクと捉え,並列反復編集モデルを用いることで高速な文法誤り訂正を実現している研究や,入力文の各トークンに対する編集操作の反復的なタグ付けにより文法誤り訂正を行い,高速な訂正速度で高い訂正精度を出している研究がある.しかし,これらの先行研究は対象を英語に絞り,言語知識を用いた編集操作を事前に設定しておくことで文法誤り訂正を行っている.そこで,本研究では,事前の規則の作成を必要とせず,修正文を直接高速に生成する手法として,非自己回帰モデルに着目し,日本語文法誤り訂正タスクに取り組む.また,応答時間が短くユーザビリティの高いライティング支援システムの構築に向けて,文長と訂正速度,訂正精度の観点から分析する.

(2) 語彙的結束性のない文章と新出単語の主語に着目した文章改善点指摘システムの検討

〇 正村 真悟, 児玉 哲哉, 大西 諒太, 澤野 弘明 (愛知工業大学)

論文執筆のためのソフトウェアは,誤字脱字や句読点の統一など,単文もしくは文章全体のパターンを評価している.これにより文章作成の基本的なルールが守られるが,文章の本質的な可読性つまり,理解のしやすさについては向上されない.そこで本研究では,複数文のつながりにおける可読性を向上させて,理解しやすい文章を作成するための改善点を指摘するシステムを提案する.具体的には,前後2文で比較し語彙的結束性がない文と,新出単語の主語を指摘して文章改善を支援する.提案システムのユーザビリティ評価では標準平均点より高く使いやすいことが示された.

[14:10-15:40] 分類・分析(3件)

(3) うつ病を防ぐための感情可視化機能を搭載した認知行動療法

〇 新見 祐佳, 宮治 裕 (青山学院大学)

近年,うつ病患者は年々増加しており,深刻な社会問題になっている.情報技術が急速に進歩している現代において,無条件で簡単に受けられる心理療法を施すシステムは,新しい解決手段になると考えられる. 本研究では,誰でもかかりうる病気であるうつ病を未然に防ぐことを目的とし,自然言語から感情を自動で可視化する機能を搭載した認知行動療法を提案する.認知行動療法の一つであるエクスプレッシブ・ライティングを想定し,フィードバックとして感情を可視化する.感情可視化機能は,感情認識部と感情可視化部の2部で構成される. 感情認識部では,6感情のマルチラベル分類をおこなう.辞書ベースでアノテーションの付与を行ったデータを用いて,BiLSTMで分類する.感情可視化部では,分類結果の数値に沿ったグラフでの可視化と,分類結果の最大値の感情に沿った色によるWord Cloudでの可視化をおこなう. これらの認知行動療法に搭載する機能を提案し,今後の展望について述べる.

(4) 文脈化単語埋め込みを用いた慣用句判定

〇 高橋 良輔, 笹野 遼平, 武田 浩一 (名古屋大学)

慣用句として使用される表現の中には「足を洗う」などのように,慣用句として用いられる場合(idiomatic)と,文字通りの意味で用いられる場合(literal)の両方があるものが存在する.本研究では,このような表現を対象に,文脈を考慮した単語表現である文脈化単語埋め込みを用いて,与えられた文脈における用法がidiomaticであるか,literalであるか判定する手法を提案する.実験は表現ごとに慣用句判定を行う設定と表現横断的に判定を行う設定の2つの設定で行い,いずれの設定においても先行研究の手法と比較して大幅に高い精度を達成できることを確認した.

(5) Wikipediaにおける読者属性を考慮した引用要否の分析

〇 安道 健一郎 (東京都立大学/理化学研究所), 関根 聡 (理化学研究所), 小町 守 (東京都立大学)

Wikipediaの記事は誰でも編集可能な百科事典という性質上,記載内容について正確性が担保されることが望まれる.Wikipediaでは現状,主に外部ソースからの引用をもってその裏付けとしているが,実際はそのルールに従っていない.本研究では現実的な引用ルール制定のために考慮すべき点を議論した.また,引用を考慮する際に重要である読者属性による記述に対する信頼性が定量的に得られるか調査するためにWikipedia記事の各文について信頼性スコアをクラウドソーシングで付与した.結果はアノテーション一致率が低く,信頼性の評価を定量的に行うことは困難であることが判明した.

[15:55-16:55] 招待講演(1件)
(6) Vision&Language研究のこれまで・これからと,日本でのコミュニティ形成の試み
品川 政太朗 (奈良先端科学技術大学院大学)

Vision&Languageは,自然言語処理と画像処理の融合領域を指す研究分野である.この分野は,深層学習による両分野の進展と共に,image-captioningやvisual question answeringなど代表的な研究課題が注目され,今では一つの研究分野として広く認知されるようになった.Vision&Language研究の面白さの一つは,実世界に紐づいた課題を,自然言語を介した情報伝達により解決できる点にある.例えば,目の見えない人の代わりに機械が周りに何があるかを説明する,人間の指示に従って機械が物を運ぶといった課題が挙げられる.これらの課題を解くには,画像情報と言語情報をいかに統合して紐づけるかが鍵となる.また,自然言語は多様な表現が可能なために,人間同士ですら正確な情報伝達を行うことは簡単ではない.情報伝達にミスが発生した時に,外界との相互作用を考慮しながらどのように意図を擦り合わせるかという対話戦略まで考えることが,実用性を追求する上で重要であり,実際に分野内でもそのような方向を目指す流れが出始めている.では,Vision&Language研究によってこれまで何が可能になり,何がこれからの課題となるのだろうか?本講演では,Vision&Languageの原点といえるSHRDLUに始まる過去の議論や,最近の研究動向から,この議論のたたき台を提供したい.また,Vision&Languageを主軸とする研究機関は国内でも数が少ないことから,より高度な課題解決に向けて,自然言語・画像の両分野の密な連携が必要であることを述べ,そのためのコミュニティ形成の試みについて紹介する

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●研究会幹事団
主査:
 関根 聡     理化学研究所
幹事:
 内海 慶     株式会社デンソーアイティーラボラトリ
 木村 泰知    小樽商科大学
 古宮 嘉那子   茨城大学
 笹野 遼平    名古屋大学
 進藤 裕之    奈良先端科学技術大学院大学
 横野 光     株式会社富士通研究所
運営委員:
 石垣 達也    産業技術総合研究所
 内田 ゆず    北海学園大学
 江原 遥     静岡理工科大学
 大内 啓樹    理化学研究所/東北大学
 亀甲 博貴    京都大学
 小林 暁雄    農業・食品産業技術総合研究機構
 斉藤 いつみ   日本電信電話株式会社
 佐々木 稔    茨城大学
 須藤 克仁    奈良先端科学技術大学院大学
 田村 晃裕    同志社大学
 成松 宏美    日本電信電話株式会社
 西田 京介    日本電信電話株式会社
 羽鳥 潤     株式会社 Preferred Networks
 増村 亮     日本電信電話株式会社
 松林 優一郎   東北大学
 馬緤 美穂    ヤフー株式会社
 水本 智也    フューチャー株式会社
 三輪 誠     豊田工業大学
 森田 一     株式会社富士通研究所
 谷中 瞳     理化学研究所
 吉川 克正    株式会社コトバデザイン
 鷲尾 光樹    東京大学
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