情報処理学会 第255回自然言語処理研究会 開催案内
(電子情報通信学会 言語理解とコミュニケーション研究会との合同開催)
●日程: 2023年3月18日(土) 10:00-17:05
●会場: 現地+オンライン(Zoom)のハイブリッド
現地会場: 沖縄科学技術大学院大学 カンファレンス・センター 会議室1
https://groups.oist.jp/ja/conference-venues/oist-conference-center
●参加申し込み
参加を希望される方は情報処理学会マイページの「会員メニュー」->「イベント一覧・申込」より参加申込をお願いいたします(当日でも申込可能).
非会員の方もマイページを開設してお申し込みください.
※電子情報通信学会 NLC研究会としてご参加いただくことも可能です(会員資格等によりNL研とは参加費が異なりますのでご注意ください) → NLC研究会のプログラムへのリンク
(その場合は電子情報通信学会からお申し込みください → NLC研究会の参加申込ページへのリンク)。
●【重要】聴講アンケート 現地参加予定の方は以下のフォームより現地参加の旨ご回答ください。 会場収容定員の関係で現地会議室での参加ができなくなる可能性があります。 https://forms.gle/bXJV2zsfC8CmLsDr9 ※参加申込・支払前でも現地参加を予定されていらっしゃる方はご回答ください
●現地での感染防止対策について
現地会場では 「OIST会議施設の感染防止対策」を遵守してください。
会場に手指消毒のための消毒液を配置します。随時ご利用ください。
●問い合わせ先:
【情報処理学会NL研究会】
吉永 直樹(東京大学)
E-mail: ynaga ?at? iis.u-tokyo.ac.jp
【電子情報通信学会NLC研究会】
小川 泰弘(名古屋大学)
E-mail: nlc-inquiry ?at? pluto.ai.kyutech.ac.jp
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プログラム
3月18日(土) 午前 オープニング (10:00~10:05)
−−− オープニング ( 5分 ) −−−
3月18日(土) 午前 学習・推定 (10:05~12:05)
(1)/NLC 10:05 – 10:25
トピックモデルによる植物根圏細菌叢解析
○真壁勇那・山村雅幸(東工大)
(2)/NLC 10:25 – 10:45
分散・共分散正則化を用いたニューラルトピックモデルの自己教師あり学習
○平見健悟・許 蔚然・江口浩二(広島大)
(3)/NLC 10:45 – 11:05
化学工学関連論文中の命名法に基づく変数定義予測手法
○加藤祥太・加納 学(京大)
(4)/NLC 11:05 – 11:25
生成型Low-resouce固有表現認識における固有表現クラス分散表現の推定法
○澤田悠冶(奈良先端大)・寺西裕紀(理研AIP)・大内啓樹(奈良先端大)・松本裕治(理研AIP)・渡辺太郎(奈良先端大)
(5)/NLC 11:25 – 11:45
日本語知識グラフを用いた質問応答システムの構築とグラフサイズの影響の検証
○矢野一樹・ラファウ ジェプカ・荒木健治(北大)
(6)/NLC 11:45 – 12:05
事前学習済み言語モデルを用いた問診データからのパーキンソン病患者の検出
○早津藍一郎・笹野遼平・武田浩一(名大)
−−− 昼食 ( 45分 ) −−−
3月18日(土) 午後 招待講演 (12:50~14:50)
(7) 12:50 – 13:30
企業の言語処理の面白いところ・難しいところ
○颯々野 学(ヤフー株式会社)
[概要]
自然言語処理の研究開発の場所として代表的なのは大学や公的な研究機関等と企業の研究開発部門であろう。
同じ自然言語処理のフィールドであっても、対象となるタスクの置かれている前提条件や状況、特徴、適したアプローチなども異なる部分がある。
本講演では、論文発表等では見えにくい企業での言語処理の面白いところや難しいところを紹介しながら、
今後の研究開発の方向性やアプローチを考えたい。
(8) 13:30 – 14:10
最先端の質問応答技術の研究開発と迅速な実用化ーStudio Ousiaでの取り組みー
○山田 育矢(Studio Ousia)
[概要]
Studio Ousiaは、質問応答システムの研究開発と実用化を行うスタートアップである。開発した質問応答システムは、NeurIPS 2020で行われたEfficientQAコンペティションでMicrosoftやMETA Researchに比肩する性能を獲得した後、「アンサーロボ」(https://www.answerrobot.ai/)という訓練済みの質問応答SaaSとして製品化され、さまざまな企業で利用されている。
本講演では、少人数のスタートアップで研究から実用化までを行った事例の一つとして、Studio Ousiaでの質問応答に関する取り組みを紹介する。また、非常に少ない人的資源や予算の中で、先端的な研究開発と実用的な製品開発を両立するための工夫についても紹介する予定である。
(9) 14:10 – 14:50
自然言語処理の基礎的解析器とその実応用〜言語と向き合うことの価値〜
○金山 博(日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所)
[概要]
近年の自然言語処理では、多言語の大規模モデルを使ってend-to-endで解くタスクが主流となり、単語の単位、構文構造、さらには扱っている言語すら意識されないことが増えてきた。一方で、実応用の多くの場面では、単語やフレーズの出現をもとに文書集合を分析した結果を人間が解釈してこそ、価値を生み出している。今後の自然言語処理においても、これら基礎的な解析が正しく活用・評価されていけるよう、最近の取り組みを紹介する。
−−− 休憩 ( 10分 ) −−−
3月18日(土) 午後 分析・生成 (15:00~17:05)
(10)/NLC 15:00 – 15:20
ESGパフォーマンスとナルシズム文章との関係
○中尾悠利子(関大)・石野亜耶(広経)・岡田華奈(大経)・岡田 斎(広経)
(11)/NLC 15:20 – 15:40
In-Context Learningにおける事例の順番に関する分析
○喜友名朝視顕・小町 守(都立大)
(12)/NLC 15:40 – 16:00
文書分類における効果的なマルチタスク学習のための汎用的サブタスクの要件分析
○木村優介(同志社大)・駒水孝裕(名大)・波多野賢治(同志社大)
(13)/NLC 16:00 – 16:20
短歌における自然言語生成の受容と有用性の検討
○浦川 通・新妻巧朗・田口雄哉・田森秀明(朝日新聞社)・岡崎直観(東工大)・乾 健太郎(東北大/理研)
(14)/NLC 16:20 – 16:40
アテンションプーリングと対照学習による長文要約
○加茂 司・杉本 徹(芝浦工大)
(15)/NLC 16:40 – 17:00
自由記述文による声質制御に向けたin-the-wild文データ収集法
○渡邊亞椰・髙道慎之介・齋藤佑樹・猿渡 洋(東大)
−−− クロージング ( 5分 ) −−−
一般講演:発表 15 分 + 質疑応答 5 分
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主査:
須藤 克仁 奈良先端科学技術大学院大学
幹事:
内海 慶 LINE株式会社
内田 ゆず 北海学園大学
古宮 嘉那子 東京農工大学
萩行 正嗣 株式会社ウェザーニューズ
吉永 直樹 東京大学
吉野 幸一郎 理化学研究所
運営委員:
石垣 達也 産業技術総合研究所
江原 遥 東京学芸大学
大内 啓樹 奈良先端科学技術大学院大学
梶原 智之 愛媛大学
上垣外 英剛 奈良先端科学技術大学院大学
亀甲 博貴 京都大学
栗田 修平 理化学研究所
小林 暁雄 農業・食品産業技術総合研究機構
斉藤 いつみ 日本電信電話株式会社
渋木 英潔 株式会社BESNA研究所
田中 リベカ お茶の水女子大学
田村 晃裕 同志社大学
成松 宏美 日本電信電話株式会社
西田 京介 日本電信電話株式会社
増村 亮 日本電信電話株式会社
馬緤 美穂 ヤフー株式会社
水本 智也 LINE株式会社
三田 雅人 株式会社サイバーエージェント
三輪 誠 豊田工業大学
森田 一 富士通株式会社
谷中 瞳 東京大学
吉川 克正 LINE株式会社
吉川 将司 Apple Japan合同会社
鷲尾 光樹